ノルウェー政府系ファンドの間接BTC保有、1130億円規模に到達|前年比60%急増で最高値を更新
ノルウェー政府系ファンドを運用するノルウェー銀行投資管理部門(NBIM)の株式保有を通じた間接的なビットコイン・エクスポージャーが、6月30日時点で11,549BTCと過去最高を記録したことが明らかになった。K33リサーチの推計によると、前年同期比60%増、6期連続の増加となり、金額ベースでは約67億クローネ(約1130億円)相当に達する。 この増加の大半は、ファンド自体の直接購入ではなく、ビットコインを保有する上場企業の株式評価を通じたものだ。NBIMは約7,200社に投資し、世界の上場株式の平均約1.5%を保有するため、ストラテジーのような企業が市場で存在感を増すだけで、間接保有量が自然に積み上がる構造となっている。6月末時点の運用資産は22兆6800億クローネで、そのうち72.1%が株式だった。 内訳を見ると、ストラテジー経由の換算保有が9,914BTCと全体の85.8%を占め、2025年末の7,801BTCから顕著に増加。次いでメタプラネットが671BTC相当、MARAが421BTC、コインベースが183BTC、ブロックが120BTCと続く。一方、総資産に占めるビットコイン関連比率は2025年末の0.04%から0.03%へ低下しており、BTC換算量と株式時価の間に乖離が生じている。 イーサリアム側でも同様の流れが顕在化。NBIMは6月末時点でビットマイン株を6,151,062株(8,187万ドル相当)保有し、2025年末のゼロから新規に取得した。ビットマインは6月28日時点で570万ETHを保有しているが、株価には現金や負債、ステーキング収益、純資産に対するプレミアムも反映されるため、K33のBTC換算のような単純なETH換算には注意が必要だ。 企業の貸借対照表を経由して、仮想通貨が分散型の株式ポートフォリオに浸透していく流れは今後も続くとみられる。
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