ヘミ・ラボ、ビットコインのプログラマビリティ拡大へ約22億円の大型資金調達を実施
ビットコインの可能性を再定義する大規模資金調達が発表された。ヘミ・ラボが約22億円を調達し、ブロックチェーンのプログラマビリティ拡大に乗り出す。
なぜ今、この動きが重要か
従来のビットコインネットワークでは実現が難しかった複雑なスマートコントラクト機能を、レイヤー2ソリューションによって実現。これにより、DeFiやNFTといった次世代金融インフラがビットコインネットワーク上で直接構築可能になる。
金融業界の反応
伝統的金融機関は依然として懐疑的だが―結局のところ、彼らは中央集権的な手数料モデルが好きなのだ―この動きは仮想通貨業界で強く支持されている。約22億円という資金規模は、投資家たちの本気度を示している。
次の展開
調達資金は開発チームの拡大と技術インフラの強化に投入される。ビットコインの基本機能を維持しながら、その可能性を劇的に拡大する取り組みが加速する。
- YZi Labs(旧Binance Labs)、Republic Digital、HyperChain Capitalなどから支援を受けているヘミ・ラボ(Hemi Labs)の「スーパーネットワーク」は、すでに12億ドル以上の預かり資産(TVL)を集めている。
- 今回の資金調達は、ビットコイン上での借入、取引、開発のためのより多くのアプリケーションをサポートすることになる。
ジェフ・ガージック(Jeff Garzik)氏が設立したビットコイン・プログラマビリティ・ネットワークであるヘミ・ラボは、開発を加速し、そのエコシステムを拡大するために1500万ドル(約22億円、1ドル=147円換算)の資金を調達した。
8月26日の発表によると、今回の資金調達ラウンドにはYZi Labs(旧Binance Labs)、Republic Digital、HYPErChain Capital、Breyer Capital、Big Brain Holdings、Crypto.comなどが参加した。
ヘミ・ラボは、調達した資金が、イーサリアムVM(イーサリアム上でスマートコントラクトを実行し、取引を処理できる分散型システム)内にビットコインノードを埋め込むレイヤーである、ヘミ・バーチャル・マシン(Hemi Virtual Machine:hVM)をさらに開発しつつ、ビットコイン上での借入、融資、および取引のためのアプリケーションをサポートするために使われると述べた。
ビットコインの初期開発者の一人であるガージック氏は、「ビットコインを作り直す必要はない。ただ、その周りに適切なツールが必要なだけである」と述べ、次のように続けた。
「ヘミは、新たなスキルを必要とせず、セキュリティを損なうことも、分散化を犠牲にすることもなく、DeFiプロトコルがビットコイン上で開発するための慣れ親しんだ方法を提供する」。
ヘミは現在、10万人以上の認証済みユーザーと40万人のコミュニティメンバーを抱えている。70以上のパートナーからなるそのエコシステムには、Sushi、LAYERZero、MetaMask、およびRedstoneが含まれる。TVL(預かり資産)は、12億ドルにまで増加した。
今回の資金調達は、3月にヘミがメインネットをデビューさせたことに続くものである。そのデビュー時には、すでに4億4000万ドルがコミットされていた。
ヘミの成長は、ビットコインの2兆3000億ドルの市場規模を活用しようとする、広範なビットコインDeFiプロジェクトのうねりを反映している。
リキッドステーキングトークンであるLBTCを持つLombardや、ビットコインとイーサリアムを組み合わせたハイブリッドチェーンであるBOBといった競合も、ビットコインを受動的な価値の保存手段から、分散型金融の積極的な構成要素へと変えるためのインフラを構築している。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:ヘミラボ共同創設者のジェフ・ガージック氏(TEDx)
|原文:Hemi Labs Raises $15M to Expand Bitcoin Programmability
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