【速報】中国招商銀行証券が香港で仮想資産ライセンス取得—デジタル金融覇権へ本格参入
香港の仮想資産市場がまた一つ大きなプレイヤーを迎えた。中国招商銀行の証券部門がついにライセンスを取得、仮想通貨取引のグリーンライトを手にした。
■ 金融特区で繰り広げられる新たな戦い
香港金融管理局(FSA)の承認を得た同社は、機関投資家向けサービスから段階的に展開する見込み。これで香港上場の暗号関連ETFがさらに流動性を増すのは確実だ。
■ 銀行系参入が変える業界地図
伝統的金融機関の参入は「規制順守」という名のイノベーション阻害剤と批判されることも。だが彼らが持つ資本力と顧客ネットワークは、この業界が渇望していた「まともな資金」を呼び込む起爆剤になる。
仮想通貨業界の二極化が加速するなか、今度は銀行側が「ブロックチェーン・レッドオーシャン」に飛び込んだ格好だ。次はどこの金融機関が追随するか—香港を舞台にした金融デジタル化競争の行方から目が離せない。
- 中国招商銀行の証券部門は、香港の証券先物委員会から仮想資産ライセンスを取得した。
- このライセンスにより、同行証券部門は香港において仮想通貨の取引、カストディ、アドバイザリー・サービスを提供できるようになる。
中国招商銀行(China Merchants Bank:CMBI)の証券部門が、中国本土のブローカーとして初めて香港で仮想資産ライセンスを取得したと、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は伝えた。
ライセンスは14日に香港の証券先物委員会(SFC)から発行され、同行の証券部門は仮想通貨(仮想通貨)のトレーディング、カストディ、アドバイザリー・サービスを提供できるようになる。
だが、このライセンスにより香港市場に参入できるものの、CMBIは中国本土での仮想通貨事業は展開できないと弁護士はSCMPに述べた。
「このライセンスを取得することで、CMBIは規制監督を受けながら香港の活気ある仮想通貨市場にアクセスできるものの、直接的な本土展開を防ぐ厳格な制約内で運営しなければならず、イノベーションと法的制約の微妙なバランスを取ることになる」と、香港Web3協会の共同議長で弁護士のジョシュア・チュ(Joshua Chu)氏はSCMPに語った。
中国は2021年に仮想通貨の取引とマイニングを禁止し、その後すぐに香港は仮想通貨企業に門戸を開いた。2022年、香港は仮想通貨業界と「歩んでいく準備が整った」との見解を示した。12月には4つの仮想通貨取引所にライセンスを発行し、翌年5月にはステーブルコイン発行者へのライセンス制度を8月1日から開始する法案を可決した。現在、すでに40社以上がステーブルコインのライセンス取得の準備を進めている。
|翻訳・編集:蓮田光則
|画像:香港(Manson Yim/Unsplash)
|原文:China Merchants Bank’s Brokerage Arm Secures Hong Kong VIRTUAL Assets License: Report