ビットコインが下降チャネルで苦戦—CMEの窓が埋まる中、次なる動きを警戒せよ
ビットコイン相場が下降トレンドラインに押し戻されるなか、CMEギャップの埋まりが市場心理に影を落としている。プロのトレーダーはこの技術的サインを「暴落の前兆」と警戒する一方、仮想通貨オタクたちはいつものように「ディップ買いのチャンス」と騒いでいる。
■ ダウントレンドの壁
4時間足チャートが描く明確な下降チャネル—価格は抵抗線に跳ね返されるたびに取引量を減らし、底値探しの様相を強めている。伝統的なテクニカル分析では、このパターンが継続する限り、ショートポジションが優勢とみなされる。
■ CMEの呪い
先物市場の窓埋まりが完了したことで、デリバティブ戦略家たちは次のカタリストを虎視眈々と狙う。金融当局の監視が強まる中、機関投資家の動向が鍵を握るとの見方が支配的だ—もちろん彼らが「リスク管理」と称するアルゴリズム売りを仕掛けてこなければの話である。
暗号市場がまたしても「上がる根拠」より「下がる言い訳」を探している現状を、某ヘッジファンドマネージャーは「伝統金融から逃げてきた愚か者たちの自己満足ゲーム」と冷笑した。それでもHODL信者は今夜もMoon予想ツイートをやめない—相場がどう転んでも、こいつらの楽観主義だけは不死身のようだ。
- ビットコインは、継続的な弱気相場を示唆する下降チャネルを形成している。
- グラスノードのデータによれば、ビットコインは1カ月の実現価格を上回った状態が続いており、短期保有者はまだ含み益となっている。このことは、下落は依然として浅く、市場の勢いが維持されていることを示唆している。
ビットコイン(BTC)は本記事執筆時点で、5月22日に11万2000ドル(約1624万円、1ドル145円換算)の高値を付けて以降の下降チャネル内で推移し、継続的な弱気相場を示している。この水準に到達した後、価格は約10%下落し、約10万ドルとなった。
その後6月10日に高値切り下げとなる11万ドルに達したが、約10%の調整が入り、アメリカとイランの衝突に関連した市場の反応を受けて10万ドルをやや下回った。
6月30日時点で、ビットコインは約10万9000ドルに達した後に約3%下落したが、その後10万8000ドル近くまで回復した。最近では下落幅が浅くなる傾向がある。
直近の下落局面では、約10万6000ドルにCME先物の窓(市場休止後に再開した際の始値との間に生じる価格差)が存在していたが、ビットコインが約10万5000ドルまで下落したことでこの窓は埋まった状態となった。市場はこの窓を埋めるために、該当する価格帯を再び試す傾向がある。
グラスノード(Glassnode)のデータによれば、ビットコインの反落は比較的小さいままで、価格は依然として1カ月間の実現価格(過去30日間の投資家の平均購入価格)を上回って推移している。
過去24時間における投資家の平均購入コストは10万5600ドルで、1週間保有している投資家の平均購入コストは10万6300ドルとなっている。こうした短期保有者のグループはまだ含み益のある状態で、市場の勢いを支えている。しかし、利益確定が続けば、ビットコインが史上最高値を更新するのはより困難になる可能性がある。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Trades Within Descending Channel as CME Gap Gets Filled
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