休眠10年、イーサリアムICOのクジラが4万ETHをステーキングへ 120億円規模の長期信認示す
- 10年以上休眠していたイーサリアムICO参加者のクジラ(巨大保有者)が、4万ETH(時価約120億円)を動かし始めた。
- ウォレットの保有者は、仮想通貨の全額を新たなアドレスに移転した。
- 約120億円相当のETHは直ちにステーキングされ、売却ではなく強固な長期への確信を示している。
イニシャル・コイン・オファリング(ICO)の初期から存在した長期休眠中のイーサリアム・クジラが、4万ETH(時価約120億円)を保有した状態で、10年以上を経て突如動き始めた。市場に不安が広がる中でも、大きな利益を得るためにポジションを清算するのではなく、このクジラは全額をステーキングする道を選んだ。これはイーサリアム(ETH)の長期的な将来に対する強力な信頼の表れである。
これほどの規模の保有資産の移動は、オンチェーン分析者と広範な仮想通貨コミュニティの双方から注目を集めた。アドレスが0x2dCAで始まるこのウォレットは、10年ぶりに5ETHの少額テスト送金を行った。送金が可能であることを確認した後、39,995ETHの残高が0x2602から始まる新アドレスに移転された。

クジラがETHをステーキング | 出典: EtherScan
売却ではなくステーキングを選択
過去に活性化したICOウォレットが売却のために中央集権型取引所に資金を移すことが多かったのとは対照的に、このクジラは異なる方向を選んだ。移転後、資金はステーキングの仕組みに投入された。
これは、当該資産がステーキング報酬と引き換えに、イーサリアムブロックチェーンのセキュリティ確保に積極的に参加することを意味する。0x2dCAウォレットは、プロジェクトの2014年のICOに端を発する、イーサリアム最古参の遺物のような存在だ。
9,600倍のリターン
初期のクラウドセール期間中、このクジラは約12,400ドルを投資して4万ETHを取得したと報じられている。10年以上にわたり、このアドレスは待機し、そのデジタル空間内に史上最も成功した初期段階のベンチャーキャピタル的なリターンを静かに保管していた。現在のETHの評価額では、当初の投資は9,600倍を超えるリターンを生み出している。
このようなICO時代からの「眠れる巨人」の覚醒は、所有者が失われた秘密鍵を回復したか、現在の市場環境がこうした動きに最適だと判断したことを示唆することが多い。
イーサリアムブロックチェーンへの影響
120億円という大規模なステーキングにより、イーサリアムブロックチェーンにはいくつかの影響が及ぶ。これはネットワークのさらなる分散化と高いセキュリティにつながる。クジラは売却ではなくステーキングを選ぶことで資金を拘束した。
これは広く、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステーク合意メカニズムへの移行と将来の成長に対する、強気の長期的な支持と見なされている。
(翻訳者: BladeRunnerX)

