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SBI VCトレードがTORICOと提携—企業のアルトコイン保有戦略が本格化、イーサリアム事業を強化

SBI VCトレードがTORICOと提携—企業のアルトコイン保有戦略が本格化、イーサリアム事業を強化

Published:
2026-02-12 15:06:56
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SBI VCトレード、TORICOとイーサリアム事業で連携—企業のアルトコイン保有戦略が本格化

日本の金融大手がついに動き出した。SBIグループの仮想通貨取引所「SBI VCトレード」が、ブロックチェーン技術開発のTORICOと連携。企業向けのアルトコイン保有・活用戦略が、本格的な実装フェーズへ突入する。

イーサリアムを軸とした事業構築

提携の核は、単なる投資を超えた実用的なブロックチェーン活用だ。TORICOが持つイーサリアム関連の技術ノウハウと、SBIが有する金融インフラと規制対応力が融合。企業がアルトコインを資産として「保有する」だけでなく、決済やサプライチェーン管理など事業運営に「組み込む」ための道筋を示す。

機関投資家の参入が市場を再定義

これまで散発的だった企業の仮想通貨関与が、制度化されつつある。SBIのような規制順守の金融機関が主導することで、従来の投機的イメージを脱却。安定した資金流入と、より堅実なユースケースの開発が期待される——少なくとも、ホワイトペーパーにはそう書いてある。

伝統金融とDeFiの境界線が曖昧に

この動きは、中央集権型金融(CeFi)と分散型金融(DeFi)の融合を加速させる。企業の財務部門がアルトコインをバランスシートに計上する日も近い。もちろん、四半期ごとの業績説明会で変動幅の説明に窮するCFOが続出するのは、ほぼ確実だ。伝統的な会計基準が追いつかない中、次のバブルが弾ける前に制度を整えようとする、いつもの金融界の駆け込み需要とも言える。

最終的に、これは単なる提携発表を超えるシグナルだ。仮想通貨市場が「ガラパゴス化」した個人投資家の遊び場から、企業戦略の不可欠な一部へと変容し始めた証左。次の波は、草の根の熱狂ではなく、ボードルームでの冷静な採決から来る。

企業トレジャリー戦略の多様化が進む

企業による仮想通貨保有は新たな局面を迎えている。従来はビットコインが中心だったが、ステーキング報酬を受け取れるイーサリアムなど、他の銘柄を保有戦略に組み込む企業が増加している。ステーキング対象銘柄の保有は、企業にとって資産を増やす手段として注目されている。

TORICOは「日本No.1イーサリアム運用会社」を掲げ、2025年からイーサリアムトレジャリー事業を開始した。同社は「漫画全巻ドットコム」などのネット書店運営や「マンガ展」事業を展開してきたが、新たな成長戦略としてイーサリアムの保有・運用による継続的なインカムゲイン創出を目指している。TORICOの戦略は、アルトコインの流通活性化に寄与すると見られる。

SBIグループの総合力を活用した支援体制

TORICOがSBI VCトレードとの連携を決めた理由として、3つの要素が挙げられる。第一に、東証プライム市場上場のSBIホールディングス傘下であり、国内法令に則って仮想通貨交換業・第一種金融商品取引業を営む信頼性である。

第二に、大口取引における幅広い購入方法の選択肢だ。SBI VCトレードは、グローバル展開する大手マーケットメイカーの英B2C2社の強みを活かし、特別スプレッドでのOTC取引や、プレミアムを確実に受け取りつつ狙った価格での売買を目指す「SBI 仮想通貨オプション」を提供している。

第三に、期末時価評価税の適用除外サービスである。法人顧客が保有する仮想通貨に1年以上の移転制限をかけるなど一定条件下で、含み益に対する法人課税を適用除外とする。

ステーキング対象銘柄で国内最多を誇る

SBI VCトレードは「SBIVC for Prime」を通じて、仮想通貨の取引・保管・運用やWeb3関連ビジネスのサポートに注力している。同社は6日時点で、国内仮想通貨交換業者の中でステーキング対象銘柄数が最多であり、ステーキング対象銘柄のトレジャリー戦略を採用する企業を積極的に支援している。


【SBI VCトレード×TORICO】
イーサリアム取引・保管・運用における連携開始のお知らせ


当社は、株式会社TORICOと連携し、大口のお客さま向けに特別サービスを提供する「SBIVC for… Pic.twitter.com/apM2IbQnpQ

— SBI VC Trade (SBI VCトレード) (@sbivc_official) February 12, 2026

SBI VCトレードは「顧客中心主義」に基づき、仮想通貨の売買にとどまらない運用サービスや法人向けサービスを展開している。両社は今後、これらにとどまらない幅広い連携を行っていく予定だ。企業による仮想通貨保有戦略の多様化が進む中、取引所と事業会社の連携は今後も拡大していくと見られる。

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