イーサリアム62%下落は買いの絶好機か? ビットマインのトム・リー氏が大胆予測
仮想通貨市場が冷え込む中、ある著名アナリストが大胆な買いシグナルを発信した。
底値探りの戦略
ビットマインのトム・リー氏は、イーサリアムの急落を歴史的な機会と位置づける。過去のサイクルを分析した同氏は、主要仮想通貨が62%下落した局面は、多くの場合、強気相場への転換点の直前だったと指摘。現在のボラティリティは、長期投資家にとっての「仕込み時」を示唆しているという。
機関投資家の動向
伝統的な金融機関の参入が本格化する2026年、規制環境の整備が進む日本では金融庁(FSA)の動向が注目される。リー氏は、下落相場で弱気な個人投資家が手放す銘柄を、機関投資家が静かに買い集める構図を描く。「感情に流されるアマチュアと、データで動くプロの違いだ」と、皮肉を交えて分析する。
次の波への備え
スマートコントラクトプラットフォームとしてのイーサリアムの基本指標は健全だとリー氏は主張。開発活動やネットロードは下落にもかかわらず堅調を維持しており、これは技術的優位性が価格変動以上に重要であることを示している。次のブルの波は、実用性のあるプロトコルを中心に形成されると予測する。
結局のところ、市場が恐怖に支配されている時こそ、冷静な計算が最大の武器になる。少なくとも、ウォール街出身のアナリストたちは、自分のボーナスがかかっている時ほど的確な予測をすることは、歴史が証明している。
BitMineが4万ETH超を財務に追加
直近のプレスリリースによれば、BitMineは先週4万613ETHを取得した。2026年2月8日15時(米東部時間)時点で、同社のイーサリアム保有量は432万5000ETHに達した。
この発表を受け、投資家のセンチメントが上向いた模様。BitMineの株式BMNRは、2月9日に21.45ドルで取引を終え、終値で4.79%上昇した。
BitMineの積極的な買い増しはこれだけにとどまらなかった。オンチェーン分析プラットフォームLookonchainも、開示後さらにイーサリアムが追加購入されたと報告した。
データによれば、同社はまずFalconX経由で2万ETHを取得し、その後BitGo経由でさらに2万ETH(約4230万ドル相当)を購入した。
「本日だけで4万ETH(8340万ドル)を購入した」とLookonchainが投稿した。
イーサ急落、ビットマインは押し目買い判断
継続的な買いは、BitMineが市場の不透明感が漂う中でも、イーサリアム保有を拡大し続ける姿勢を示している。BeInCrypto Marketsのデータによれば、ETHは過去1週間で13.2%下落した。
本稿執筆時点で、時価総額2位の仮想通貨は2012ドルで取引されており、過去1日で3.28%下落した。
リー会長は、価格下落を戦略的な買い場と見ているとし、ネットワークの基礎的指標が改善している点を挙げた。
同氏はまた、価格低迷にもかかわらずネットワークは堅調だと指摘。BitMineの公式発表によると、イーサリアムの1日あたり取引件数は2026年に250万件、アクティブアドレス数は100万件に達した。これらの数字は、相場動向に関係なく普及が進んでいることを示している。
「当社の見解では、ETH価格はETHの高い実用性や金融の未来における役割を反映していない」と同氏は述べた。
さらに同氏は、イーサリアムの過去の価格推移から強気な見通しを補強した。2018年以降、ETHは直近高値から50%以上下落した局面が8回発生している。
特に2025年にも同様のパターンがみられ、イーサリアムは1月から3月にかけて64%下落後、年後半に大きく反発した。当時は約1600ドルから5000ドル近くまで値を戻した。
リー会長によれば、イーサリアムは過去の急落後にはV字回復を遂げている。直近8回の暴落後、いずれも急反発が起きたという。この流れを踏まえ、同氏は2026年にも同様の回復を期待している。
「仮想通貨の有力な投資機会は下落局面で訪れる。2025年を振り返れば、市場が金融政策による関税懸念で急落した直後が絶好のエントリーポイントだった」とリー会長は述べた。
BitMineの積極的なイーサリアムへの賭けが成功するかどうかは現時点では不透明。市場の下落に耐える体力と、堅調なステーキング収益があれば、V字回復で大きな優位性を生む可能性もある。だが、さらなる価格下落や長期的な低迷が続けば、BitMineの戦略は一層試されることになる。