仮想通貨トレーダー、ビットコイン13万ドルを視野に 主要通貨の価格変動が示す市場構造の変化
今週ビットコインが12万ドルまで上昇したことで、主要な仮想通貨資産全体にブレイクアウトが波及している。イーサリアム(ETH)、ソラナのSOL、XRP、ドージコイン(DOGE)はいずれも高い一桁台のパーセンテージ上昇を記録した。
しかし今回は、単なるモメンタムによる価格変動ではない。トレーダーたちは、機関投資家の影響力によって市場構造が変化しつつあると指摘する。
「これは根拠のない狂乱的なブームではない」とXapo BankのCEOシーモア・ロッカ氏は述べる。「長期視点を持つ大手機関投資家に支えられた、計画的な上昇だ」
ロッカ氏は、金融引き締め政策や地政学的なボラティリティが、ビットコインのマクロヘッジとしての役割を強化していると指摘。「過去48時間の勢いは明らかだ。ビットコインは価値が成長しているだけでなく、伝統的な金融と肩を並べる真の資産クラスとして成長している」と付け加えた。
週間で17%以上上昇し、一時3,000ドルを突破したイーサリアムが主要な受益者だ。ビットコイン利回りプロトコルTeraHashのアナリティクスチームはCoinDeskへのレターで「第2四半期には、企業の財務部門によるBTC購入がスポットETFへの資金流入を上回った」と指摘。
「これは戦略的なポジショニングを示している。同時に、Anchorageやフィデリティなどのカストディアンは機関向けパイプラインを拡大し、OTCデスクはスプレッドを縮小している」
ソラナは現在163ドル前後で取引され、週間で11%以上の上昇。小売投資家とミームコイン・エコシステムの需要回復を受けた動きだ。同チェーンはリスクオン姿勢のハイベータ代理として機能し続けている。一方XRPは25%急騰し、技術的なブレイクアウトと規制解決を巡る思惑の高まりが追い風となった。
「価格変動が注目を集めるかもしれないが、今夏の真の突破口は構造的なものだ」とTeraHaShは付記した。
アルトコインの動きは広範に及んでいる。ドージコインは過去1週間で23%上昇し、RobinhoodやBinanceなどのプラットフォームを通じた小売参加の増加が後押しした。XRPの取引量は韓国の取引所で急増し、カルダノ、TRX、AVAXも堅調に上昇している。
一方Bitpandaのルーカス・エンツェルスドルファー=コンラッド副CEOは「ビットコインの強い上昇の後には、通常少し遅れてアルトコインの大きな動きが続く。ミームコインの復活も否定できない」と述べた。
しかし全員が一直線の上昇を予想しているわけではない。
「ビットコインはこの重要な節目に一時的に達したものの、主要な抵抗帯を下回ったままである」とYouHodlerの市場責任者ルスラン・リンカ氏はメールでコメント。
「この水準を明確に突破し持続すれば、急激な上昇ラリーを引き起こし、13万ドル台をターゲットにする可能性がある」とリンカ氏は付け加えた。
翻訳者: Str1k3r