「アメリカ人だとバレないように」…海外で嫌われる米観光客、注目の“目立たない行動術”が拡大中
夏の休暇シーズンを控え、海外旅行に出かけるアメリカ人観光客の間で「目立たないようにする方法」が重要な話題となっている。反米感情の高まりや「オーバーツーリズム」への反発が強まる欧州諸国では、自国観光客に向けた注意喚起が相次いでおり、旅行者は言葉遣いや服装まで細心の注意を払うようになっている。本記事では、この現象の背景と具体的な対策を詳しく解説する。
なぜアメリカ人観光客は「目立つな」と言われるのか?
近年、スペインやイタリアなどの南欧諸国では「オーバーツーリズム」への反発が強まっている。観光客の急増による家賃上昇、環境破壊、地元住民の生活への影響が問題視され、バルセロナでは「観光を減らせ」と書かれた横断幕を掲げた大規模な抗議活動が行われた(2024年6月15日現地時間)。さらに、アメリカの外交政策に対する反発も重なり、アメリカ人観光客に対する風当たりが強くなっている現状がある。米国務省は最近、イラン空爆後の情勢を受けて「海外でアメリカ人を標的とした抗議活動が発生する可能性がある」として旅行警報を発令している。
現地で嫌われないための「5つの生存戦略」
旅行業界では、アメリカ人観光客向けに以下のような具体的なアドバイスが提供されている:
- 地味な服装を心がける - アメリカの大学のロゴやニューヨーク・ヤンキースの帽子など、アメリカ人とすぐにわかるアイテムは避ける
- 大声を出さない - 特に南部の方言が強い人は、会話を控えめにするよう意識する
- 基本的な現地語を覚える - 「こんにちは」「ありがとう」程度の簡単な挨拶でも印象が大きく変わる
- 政治的な話題を避ける - 現地の人から外交政策について質問された場合に備え、自分の立場を整理しておく
- 地元の習慣を尊重する - 宗教施設などを訪れる際は、服装規定や撮影禁止などのルールを事前に確認
専門家が薦める「反米感情が少ない旅行先」
一部の旅行会社は、南欧諸国に代わる旅行先としてバルカン諸国やバルト海沿岸国を推奨している。アルバニアやエストニアなどの国々は、アメリカ人観光客に対して比較的好意的な態度を示す傾向があるという。旅行コンサルタントのヘザー・グロディン氏は「小さな店でワインやオリーブオイルを購入するなど、地元経済に貢献する行動が好印象を与える」とアドバイスしている。
実際に体験した旅行者の声
オレゴン州在住の教育コンサルタント、ドロシー・ジェマック氏(2024年4月スコットランド旅行):「アメリカの外交政策について自分の考えを話したら、相手の緊張が解けました」
テキサス州在住のアビー・ドレイク氏(2024年3月スペイン・ポルトガル旅行):「アメリカ人であることを隠す必要はないが、スリや詐欺の被害に遭わないよう、あまり観光客らしく振る舞わないようにした」
旅行会社が提供する最新の安全情報
主要旅行会社は、出発前に現地のニュースや抗議活動の情報を確認するよう顧客に促している。特にバルセロナやリスボンなどの都市では、観光客を標的とした抗議活動が発生する可能性があるため、危険な地域を避けることが推奨されている。旅行会社MEI-Travelのコンサルタントは「アメリカが国際舞台で良い印象を与えていないことを多くの旅行者が認識している」と指摘する。
*
アメリカ人観光客が特に注意すべき国は?
現在、スペイン、イタリア、ポルトガルなどの南欧諸国で反米感情が比較的強い傾向にあります。特に大都市圏では、観光客に対する抗議活動が発生する可能性があるため、最新の旅行情報を確認することが重要です。
現地でアメリカ人と気付かれないようにするには?
地味な服装を心がけ、大きな声で英語を話さないことが基本です。また、アメリカ文化を連想させるロゴやブランド品を身につけないようにしましょう。簡単な現地語の挨拶を覚えるだけで、印象が大きく変わります。
政治的な話題を振られたらどうすべき?
外交政策など敏感な話題については、中立的な立場を保つことが無難です。自分の意見をはっきり述べるよりも、「複雑な問題ですね」などと返し、議論を深めないようにするのが得策です。