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韓国・ハンファの米国フィラデルフィア造船所、「バージニア級」原子力潜水艦の人材募集を開始

韓国・ハンファの米国フィラデルフィア造船所、「バージニア級」原子力潜水艦の人材募集を開始

Author:
Sn1p3rZ
Published:
2026-01-03 22:38:02


韓国の大手財閥ハンファグループが運営する米国フィラデルフィア造船所(Philly ShIPyard)が、原子力潜水艦「バージニア級」のメンテナンス・修理・オーバーホール(MRO)業務に向けた専門人材の大規模募集を開始した。同造船所は2024年1月から50名規模の採用を進めており、今後さらに1500名まで拡大する計画だ。これは米海軍との協力関係を強化し、国防産業における韓国企業の存在感を高める重要な一歩とみられている。

ハンファのフィラデルフィア造船所とは?

ハンファグループが2018年に買収したフィラデルフィア造船所は、米国東海岸で最も歴史ある造船施設の一つ。主に商船や軍用補助艦艇の建造を手がけてきたが、近年は国防事業への参入を加速させている。同造船所の最高戦略責任者(CSO)であるアレックス・ウォン氏は「バージニア級原子力潜水艦のMRO業務は当社にとって画期的な事業機会」と語り、専門人材の確保が急務であることを強調した。

なぜ今「バージニア級」なのか?

バージニア級原子力潜水艦は米海軍の主力潜水艦で、1隻あたり約34億ドルの建造費がかかる最新鋭艦。現在66隻が就役中で、さらに数十隻の建造が計画されている。これらの潜水艦には25~30年ごとに大規模オーバーホールが必要で、今後10年間で関連市場は1500億ドル(約21兆円)規模に成長すると予想されている。ハンファはこの巨大市場に参入するため、フィラデルフィア造船所を重要な拠点として位置付けている。

採用計画の詳細

現在進行中の第一期採用(50名)では、主に溶接工、電気技師、機械技術者などの熟練技術者を募集。給与は業界平均より15~25%高く設定され、福利厚生も充実しているという。特に原子力関連の資格を持つ人材を優先的に採用しており、韓国国内での募集も並行して行われる予定だ。

国防産業におけるハンファの戦略

ハンファは近年、航空宇宙から船舶建造まで、多角的な国防事業拡大を推進。同社の関係者は「フィラデルフィア造船所での経験は、韓国の防衛産業全体の技術力向上にも寄与する」と語る。特に原子力潜水艦の技術は民間転用が可能な部分も多く、今後の事業展開に大きな弾みとなることが期待されている。

専門家の見方

国防産業アナリストのキム・ジョンフン氏は「これは単なる人材募集ではなく、韓国企業がグローバルな国防サプライチェーンに本格参入するための布石」と指摘。「バージニア級の技術習得は、韓国が独自の次世代潜水艦を開発する上でも貴重な経験となる」と評価している。

今後の展望

ハンファは2026年までにフィラデルフィア造船所の従業員数を現在の約3倍に増やす計画。同造船所は「単なる下請けではなく、技術パートナーとして成長したい」との意向を示しており、今後の動向が注目される。

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