Kraken、Babylon統合によりビットコインステーキングサービスを開始
KrakenはBabylon統合を通じてビットコイン(BTC)ステーキングサービスを導入し、同取引所初となる「ビットコインブロックチェーンから資産を移動させずに利回りを得られる」商品を提供開始した。
6月19日のブログ記事で発表されたこの動きにより、KrakenはBabylonのステーキングインフラを活用する機関投資家の波に加わる形となった。Krakenユーザーは今後、Babylonのプロトコルを使用してビットコインをプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンに委任可能になり、なおかつ資産の完全所有権を維持できる。
Krakenの戦略は、従来のステーキングソリューションに伴うトレードオフ(例:ビットコインのラッピングや他ネットワークへのブリッジング必要性)を回避する。基礎となるビットコインが貸し出されることも再担保化されることもなく、ビットコインブロックチェーン上に留まる。
BABylonのスマートコントラクトベースの委任メカニズムを通じて、ステークされた資産はPoSネットワークのセキュリティ強化に寄与。ユーザーは見返りとしてBabylonのネイティブトークン「BABY」で報酬を受け取る。本サービスには7日間のアンバンディング期間、透明性のある報酬トラッキング、悪意ある行為に対する暗号学的ペナルティが特徴として組み込まれている。
Krakenのグローバルコンシューマー責任者Mark Greenberg氏は、今回のローンチを「遊休状態のBTCを生産的に活用する機会」と表現。「当取引所には現在、相当量のビットコインが未活用状態で保有されている」と指摘しつつ、「顧客は新興PoSブロックチェーンのインフラ強化に貢献しながら収益を得られるようになった」と述べた。
KrakenはBinanceやBitGoなど他のプラットフォームと同様、Babylonインフラを採用してネイティブビットコイン利回り機会を提供する動きに加わった。2025年4月にローンチしたBabylonのGenesisメインネットには既に57,000BTC(時価56億ドル超)がステークされており、ビットコインネイティブな分散型金融(DeFi)プロトコルに対する機関投資家の関心の高まりを示している。
現時点でビットコインの総供給量の1%未満しかDeFiに関与しておらず、これは主に他チェーンへのBTCブリッジングに伴う技術的複雑性とセキュリティリスクが原因だ。Babylonのアプローチは、ビットコインからPoSネットワークへのトラストレスな委任を可能にすることでこれらの摩擦を軽減しつつ、より広範な仮想通貨エコシステム内でのBTCの有用性を拡大する。
Krakenの新ステーキングサービスはKraken Proを含む全インターフェースで利用可能。ステーキング利回りは年率1%程度(週次BABY報酬)を見込めるが変動あり。同社は「ステーキングにはリスクが伴い、地域制約あり」と注記。BABYトークン価格は本発表を受けてDeFi市場で一時5%近く上昇したが、その後落ち着きを見せている。
翻訳者: ShadoWHunt0r