ウルフスピード、債権者との再編合意に基づき破産申請を計画
同社は、主要債権者との債務再編契約に署名し、破産申請を通じて約70%(約46億ドル)の債務削減を図るとともに、新たな流動性の確保を進めていると発表した。
ウルフスピードの計画に市場が即時反応
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、主に米国でカーバイドウェーハーや半導体部品を製造する同社は、上級債権者および転換社債権者の大半と再編契約を締結したことを明らかにし、債権者に条件承認を求める予定だ。
このニュースを受け、市場も即座に反応し、同社株はプレマーケットで12%下落した。5月20日の破産疑惑浮上時に59%急落して以来、年初来では86%以上の損失を記録している。
同社は最近、駆動システムや電気自動車(EV)充電システム向け半導体の製造に注力していた。
しかし、ウルフスピードの事業は米国の厳しい関税やEV需要減速の影響を受け、財務状態が悪化。持続不可能な債務負担が破産申請の決断を迫った。
「財務体質強化と資本構成の適正化を検討した結果、この戦略的措置がウルフスピードの将来にとって最善の選択と判断した」
ロバート・フォイヤーCEO
再編実施により同社は健全な財務状態と新たな運営基盤を得られる見込みだが、既存株主の持分はほぼ完全に希薄化する見込み。
ウルフスピード、新規資金調達を目指す
同社によると、再編により2億7500万ドルの新規資金調達が可能となる見込み。6月22日に発表された計画では、年間経費を60%削減し、既存株主に再編後3~5%の株式を分配する予定。
3月31日時点で、同社は13億ドルの現金を保有しており、再編期間中の事業継続と顧客支援が可能な状態。
ウルフスピードは第3四半期末までに第11章(チャプター11)に基づく事前調整済み再編計画の承認を得て破産手続きから脱することを目標としている。Guru Focusによると、事前調整済み計画は条件を事前に交渉することで裁判所の承認を迅速化する。
同社は顧客対応やベンダー支払いなど通常業務を維持する方針。TIPranksによると、既存株主は新普通株のごく一部を受け取る見込み。また、同社は最近シラーシティ工場で73名の従業員を解雇した。
破産ニュース以前、Tipranksのコンセンサス評価では、ウルフスピード株は「買い」2、「売り」4、「中立」1の中程度の売り推奨評価を得ていた。
翻訳者: QuantumFox7