戦略的BTC保有が58万枚に拡大—160億円規模の追加購入で勢力拡張
仮想通貨市場で大型戦略家が動いた。ビットコイン(BTC)の総保有量が58万枚に達し、160億円相当の追加購入を実行。市場支配力をさらに強化する動きだ。
機関投資家の参入が加速する中、この大口保有者は価格変動を抑えつつポジションを拡大。伝統的な金融機関が「ボラティリティが高すぎる」と尻込みする一方で、仮想通貨ネイティブなプレイヤーは淡々とアセットを積み上げている。
今回の動きは、市場流動性の4.2%を単独で掌握する計算に—銀行が預金残高の1%でも監査にひっかかる世界とは大違いだ。
積極的な資金調達と強気の投資戦略
ストラテジーのマイケル・セイラー執行会長が主導するこの戦略は2020年8月から続く。現在までの累計取得額は407億9000万ドル(約5兆9146億円)で、平均取得単価は約7万86ドルとなる。
同社は9週連続でビットコインを購入しており、一貫した資産蓄積戦略を示している。
今回の購入は、ビットコイン価格が2025年5月に付けた過去最高値の約11万2000ドルに近い水準で推移する中で行われた。
この動きを支えるため、ストラテジーは資金調達目標を従来の2億5000万ドルから10億ドル(約1450億円)へと大幅に引き上げた。
さらなる仮想通貨購入に向けた積極的な姿勢がうかがえる。
具体的な資金調達計画として、1株85ドルで1176万株のA種永久優先株を発行する。
これにより経費を差し引いて約9億7900万ドル(約1420億円)を調達し、ビットコイン購入や事業費用に充当する見込みだ。
市場における圧倒的な存在感
ストラテジーのビットコイン保有資産は、2025年年初来で17.1%の利回りを達成している。これは、ビットコインの長期的な成長に対する機関投資家の強い信頼を反映するものだ。
発表があった9日時点で、ビットコイン価格は10万7640ドルで取引されており、過去最高値まで3.9%に迫っていた。
高値圏での継続的な購入は、同社の強気な市場見通しを裏付けている。
現在、ストラテジーが保有する58万2000BTCは、ビットコインの総供給量(2100万BTC)の2.75%以上に相当する。
これはテスラ社など他の機関投資家を大きく上回り、企業として世界最大のビットコイン保有量となる。
このような大量の資産を安全に管理するためには、セキュリティの高いビットコインウォレットの利用が不可欠である。