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コインベースが最大25億ドルでBVNK買収交渉開始|決済大手が暗号領域に本格参入

コインベースが最大25億ドルでBVNK買収交渉開始|決済大手が暗号領域に本格参入

Published:
2025-10-10 14:53:58

暗号取引所大手が新たな買収劇を仕掛ける

業界を揺るがす大型取引

コインベースが決済プラットフォームBVNKの買収に向けた独占交渉を開始。最大25億ドル規模の取引が成立すれば、同社史上最大級のM&Aとなる。伝統的金融機関がまだ規制の海を泳いでいる間に、暗号ネイティブ企業は次の一手を打った――いつものように、銀行は後追いする運命だ。

BVNK買収で次世代決済インフラを獲得

BVNKは法人顧客向けに、ステーブルコインを基盤とした支払い、国境を越えた決済、財務管理業務に関するソリューションを提供している。

2024年12月、Haun Venturesが主導するシリーズBの資金調達ラウンドで5000万ドルを確保し、企業価値は7億5000万ドルに達した。

Coinbase VenturesやTiger Globalも出資に参加している。

さらに5月にはVisaが、今回はCitigroupのベンチャーキャピタル部門が投資を行うなど、金融大手からの支援が相次いでいる。

BVNKのインフラは、給与支払い、加盟店決済、マーケットプレイスの支払いをグローバルで効率化し、従来の国際決済が抱える課題を解決する。

規制整備とM&A戦略の背景

この買収交渉の背景には、2025年7月に成立したGENIUS法の存在が大きい。

この法律はステーブルコインに対する連邦レベルの監督枠組みを確立し、新しい仮想通貨に特化した規制の枠組みを創出した。

規制の明確化により、ステーブルコインの機関投資家による採用が加速している。

2024年6月にステーブルコイン大手のサークルが活況を呈したIPOを実施したことも、市場の期待感を高めた。

コインベースとマスターカードも、戦略的にステーブルコイン関連の事業を拡大してきた。

一方、マスターカードは自社の「マルチトークン・ネットワーク」で4種類のステーブルコインをサポートしている。

マスターカードの時価総額は約5100億ドルに上り、この戦略的な買収を支える強力な財務基盤を持つ。

ただし、同社の株価は6月にAmazonとWalmartがステーブルコインを追求しているとのニュースを受けて下落した経緯がある。

買収が実現すれば、アルトコイン分野での競争は一層激化し、両社がBVNKの技術を活用してデジタル資産決済市場での地位を強化していくことになりそうだ。

若林 英明 日本語版CryptoDnesライター。2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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