日経平均株価の上昇理由は?AI関連株に買いが集中か?AI関連株の影響や動向
2025年の日経平均株価は大幅に上昇しており、現在は4万2500円台を推移しております。
日経平均株価はここ数年、順調に上昇しており、資産運用で利益が出やすい相場を形成しているのですが、その背景にはどのような要因があるのでしょうか?
特に2023年以降より日経平均株価は大きく上昇しており、高値を更新しております。
ここ数年はAI関連株の株価が急激に上昇しており、その影響で日経平均株価も大きく株価を伸ばしているのです。
ここでは2025年の日経平均株価の相場の動向やAI関連株の影響、日経平均とAI関連株の比較などを解説します。
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| 目次 |
2025年の日経平均の動向
2025年1月以降の日経平均の相場ですが、V字を描くレンジ相場を形成後、大きく上昇しています。

(画像出典:investing)
1月から4月までは日経平均株価は大きく下がり、40200円から30800円まで日経平均は下がりましたが、そのあとに反転して株価は回復し、9月には42500円台まで上昇しております。
日経平均株価は一時的に下落することもありますが、最終的には日経平均株価は1月の水準を超えて過去最高値を更新しており、どのタイミングで投資をしても運用益が出る相場です。
むしろ下落するタイミングで投資をすれば平均取得価格が下がるので、株価が上昇後に運用で大きく利益が出るほどです。
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日経平均株価の上昇要因は?
2025年の日経平均株価は非常に順調であり、投資先としてはおすすめなのですが、なぜここ数年における日経平均株価は上昇しているのでしょうか?
以下では近年における日経平均株価の上昇要因を解説します。
米国のAI関連のハイテク株の影響
日経平均株価は米国の経済指標やハイテク株の影響を受けやすく、特に近年はAIブームの影響もあってか日本市場においても半導体などのAI関連の銘柄が買われ、それが日経平均株価を押し上げています。
特に2025年8月には米国のトランプ大統領による高関税政策が和らぎ、米中貿易摩擦の懸念が後退した影響で日経平均が大きく躍進しました。
今後もAIブームが継続する限り日本市場でもAI関連の銘柄が買われ、日経平均株価を伸ばす可能性が大きいです。
日米の関税交渉の進展
米国のトランプ大統領の高関税政策は日経平均株価に悪影響を及ぼしており、それが日経平均株価急落のリスク要因になっていたのですが、7月から8月にかけて日米交渉が進展したことでリスク要因がなくなりつつあり、そのことで日経平均に良い影響を及ぼしています。
他にも米中間の関税引き下げ合意など、8月以降から投資家の懸念事項が徐々に解消されつつあり、投資がしやすい環境が整っております。
米国の政策に関する懸念材料がなくなることで自動車や輸出関連の日本株の買い戻しが進み、日経平均株価は上昇しています。
海外投資家からの買い越し
8月以降より海外の投資家から積極的な日本株の買いが起こり、日経平均に影響を及ぼしております。
米国と日本の関税交渉が進展したことで今まで慎重だった海外投資家が日本株を買うことで日経平均株価が上昇しているのです。
特にAIや半導体関連の日本株の銘柄への資金流入が多く、AI関連株の株価上昇が日経平均株価を支えています。
円安の影響
日本円が円安になることで日本の輸出関連企業の収益が底上げされ、それが日経平均に良い影響を与えています。
日本のような輸出に強い企業の場合、円安は企業にとって追い風になりやすいので、現在のような円安の状況は日経平均株価を上げる好材料です。
今後、円安が継続するようであれば、輸出関連企業の株価はさらに伸びる可能性があり、それが原因で日経平均株価も上昇することでしょう。
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AI関連株の影響
ここ最近における日経平均株価の上昇にはAI関連株の影響が大きいのですが、具体的にAI関連株は日経平均株価にどのような影響を与えているのでしょうか?
以下ではAI関連の株が日経平均に与える影響について解説します。
半導体関連株の株価の上昇
AI関連株というとまず半導体関連の銘柄があるのですが、これらの日本の半導体関連の銘柄の株価が上昇することで日経平均に影響を及ぼしております。
特にソフトバンクグループやアドバンテスト、ディスコなどの半導体関連銘柄はAI需要の拡大により株価が大きく上昇しました。
今後も半導体関連の株価が上がり続ければ、日経平均株価も上昇するでしょう。
米国や海外のAI関連株の影響
現在のAIブームは米国のAI関連株の影響を受けており、米国のAI関連株の動向が日経平均株価に影響を与えることがあります。
たとえば米国の半導体企業であるエヌビディアやデル・テクノロジーズの業績が悪化するとAIブームの勢いが衰え、その余波で日本のAI関連株が売却され、日経平均が下がるリスクが増大します。
他にも中国のアリババがAIチップ開発を進めているとの報道が、AI関連銘柄への代替品の台頭を懸念させ、日本のAI関連株の株価を下げることがあります。
生成AIやデータセンター関連の需要増
生成AIの技術やデータセンター関連の需要は増加しており、この需要増がAI関連企業の株価を上昇させる要因になっております。
特に日本市場の場合、富士通やNECなどの大企業が企業向け生成AIソリューションを展開しており、ソフトバンクグループも積極的にAIに投資をするなど、日本の大企業はAI市場の拡大を見込んだ事業活動をしております。
今後もAI関連の市場が拡大する見込みが大きく、いざ市場が拡大すればこれらのAI関連企業の売上が伸び、株価が上昇するでしょう。
AI市場が拡大し、AI関連の株価が上昇すれば、それに応じて日経平均株価も上昇するので、日経平均株価がAI市場から受ける影響は大きいです。
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AI関連株の動向
日経平均株価の上昇に貢献する日本のAI関連株ですが、実際これらの銘柄はどれくらい上昇しているのでしょうか?
以下では2025年の日本のAI関連株の相場の動向を解説します。
アドバンテストの株価動向
アドバンテストの日経平均のウエイトは約1.5%から2%ほどで、半導体関連で影響力が大きい企業です。
そんなアドバンテストの株価の動向は以下の画像の通りです。

(画像出典:investing)
1月に9100円台だったアドバンテストの株価ですが、現在は11200円台まで上昇しております。
2025年だけで2000円以上の上昇をしており、これは日経平均株価と同程度の上昇率です。
確かに上昇率は同じぐらいですが、アドバンストの株価は日経平均より安いので、少額から投資をしやすいというメリットがあります。
できるだけ少額からAI関連株に投資をするなら、日経平均株価のETFなどよりアドバンストの方がコストパフォーマンスが高いです。
ソフトバンクグループの株価動向
ソフトバンクグループの日経平均株価への影響力は3%から4%と大きく、同社の株価が上昇すれば日経平均株価も上がりやすいです。
日本市場におけるAI投資のリーダーとして注目されており、そのことからソフトバンクグループの株価はAIブームの影響を受けやすいです。
以下の画像はソフトバンクグループの2025年の株価の動きです。

(画像出典:investing)
1月に9000円台だったソフトバンクグループの株価はその後に急上昇し、現在は15500円台を推移しております。
2025年だけで9000円から15500円までソフトバンクグループの株価は上昇し、5割から6割の株価上昇を成し遂げております。
上昇率だけなら日経平均よりも大きいので、運用益で見るなら日経平均株価よりソフトバンクグループに投資をした方が投資に成功しやすいでしょう。
東京エレクトロンの株価動向
東京エレクトロンの日経平均株価への 影響力は約5%から6%とその比重は大きく、株価変動が日経平均株価に与える影響は他の銘柄よりも大きいです。
日本における半導体製造装置のグローバルリーダーであり、生成AIやデータセンター向け高性能チップの生産に必要なEUVリソグラフィ装置などの製造において東京エレクトロンは強みがあります。
以下の画像は東京エレクトロンの株価動向です。

(画像出典:investing)
2025年1月以降の東京エレクトロンの株価動向は、下落しております。
4月から7月にかけて株価を大きく伸ばした東京エレクトロンですが、8月より急落し、現在は20000円台を推移しております。
1月に26000円台だった株価が20000円台まで下がったので、AI関連の銘柄でも時期によっては急落することがわかります。
AIの市場は拡大している最中なので、東京エレクトロンの株価も今後上昇する可能性はあるのですが、短期的には下落することもあるので注意が必要です。
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日経平均とAI関連株を比較
ここ最近における日経平均株価は、AI関連株の株価上昇の追い風も手伝って順調に伸びているのですが、投資をする場合は日経平均とAI関連株、どちらがおすすめなのでしょうか?
以下では日経平均株価とAI関連株を比較し、それぞれの長所と短所を解説します。
日経平均に投資する場合
日経平均に連動するETFやインデックスファンドに投資をする場合、東京エレクトロンやソフトバンクグループなどのAI関連株に幅広く投資するのと同じ効果が得られるので、リスク分散をするなら日経平均株価に連動するETFはおすすめです。
日経平均株価の構成銘柄にはトヨタなどの輸出関連企業も含んでいるので、たとえAI関連株の株価が下がっても輸出関連株の株価が上がれば運用益が出るというメリットがあります。
しかし日経平均株価だけに投資をすると、株価が平均化されるので、利益を得るチャンスを逃すリスクも上がります。
暴落のリスクが低い反面、稼げるチャンスも減る日経平均株価への投資は、リスク重視の投資家におすすめです。
AI関連株に投資する場合
個別のAI関連株に投資をする場合、特定の銘柄に集中して投資ができるというメリットがあります。
例えばソフトバンクグループの上昇率は日経平均株価以上なので、投資をすれば日経平均以上の利益を得られるでしょう。
しかし東京エレクトロンのような株価が下落したAI関連株もあるので、銘柄によっては投資に失敗するリスクも上がります。
個別のAI関連株への投資は、成功すれば大きく稼げるのですが失敗するリスクもあるので、日経平均に投資する場合と比べてリスク選好になりやすいです。
両方に投資
日経平均とAI関連株の両方に投資をする場合、ポートフォリオが重要になります。
AI関連株は現在、投資家からの注目度が高く、取引量が多いので非常にボラティリティが大きいです。
注目度が高いので好材料があればAI関連株は大きく株価が上昇する反面、悪材料があればすぐにでも株価が急落しやすいです。
そのためAI関連株の株価が上昇したら売却して利益を確定し、日経平均のETFを多めに買うなどのリバランスが重要になってきます。
たとえばAI株が過熱して20%急騰したら一部売却して日経平均のETFに再投資をする、損切りルールとしてAI株は15%下落で売却をする、などのトレードルールを設定すると効率よく運用ができるようになります。
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日経平均やAI関連株の今後まとめ
ここ最近における日経平均は、ソフトバンクグループなどのAI関連株の株価上昇のおかげで大きく上昇しております。
生成AIなどの市場が今後も拡大する限り、AI関連株の株価は上がりやすく、その余波で日経平均も上がるでしょう。
ここで重要になるのが、日経平均に投資するべきか、それともAI関連株に投資をするべきかです。
できるだけリスクを減らして投資をするならリスクを分散しやすい日経平均株価がおすすめです。
リスク選好でいいから稼げる銘柄に投資したいなら、個別のAI関連株への投資がおすすめです。
エヌビディア(NVIDIA)などを筆頭にAI市場の拡大に牽引されてAI関連株の株価は現在、大きく上昇しております。
構成銘柄にAI関連株を多く含む日経平均もそんなAI需要の影響を受けております。
AIの今後に興味があり、生成AIや半導体に投資をしてみたい方は日経平均だけでなくAI関連株もチェックしてみてください。
BTCCのホームページでは、今後もAI関連株の株価に影響を与える最新ニュースや法整備に関する注目情報、株式相場全体の動向などをお届けしていきます。今後も参考にしていただければ幸いです。
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