ブルーアウル株、54億ドル償還要請で年初来最安値更新 - プライベートクレジット市場に衝撃
ブルーアウルが54億ドルの債務償還要請に直面し、株価が年初来最安値を記録した。同社は2026年4月3日現在、時価総額の40%以上を喪失。18兆ドル規模のプライベートクレジット市場における投資家信頼が急速に悪化しており、金融当局(FSA)の監視が強化される可能性がある。
ブルー・アウルは、主力ファンドであるブルー・アウル・クレジット・インカム・コープ(OCIC、運用資産360億ドル)が、第1四半期に発行済み株式数の21.9%に相当する換金要請を受けていたことを明らかにした。
テクノロジー分野に特化したブルー・アウル・テクノロジー・インカム・コープ(OTIC)では、さらに劇的な急増があった。この62億ドル規模のファンドでは、投資家が発行済み株式の40.7%の換金を要求した。いずれのファンドでも、同社は換金上限を5%に制限した。
「プライベートクレジットに関する公の議論と、我々ポートフォリオの基調となる動向との間には、大きな乖離が続いている」ブルー・アウルは株主向け書簡でこう指摘した。
こうした動きはブルー・アウルだけにとどまらない。アポロ・グローバル・マネジメントも、発行済み株式の11%を超える換金要請を受けて、同様に5%の上限を設けた。ブラックロックも、260億ドルの運用ファンドで出金制限を実施している。
The dominoes continue to fall
Breaking: Blue Owl Capital $OWL place limits on investors from withdrawing money from its private credit fund after $5.4B in withdrawal requests went through
Companies capping withdrawals is growing fast:
• Blue Owl Capital
• Ares Management
•… https://t.co/2n7US8tjO3 pic.twitter.com/88lNnsqMgB
ブルームバーグのデータによれば、十数本のプライベートクレジットファンドにおける換金要請は、3月下旬時点で約130億ドルに達している。市場の動揺や、AIによるソフトウェア関連融資先への影響懸念が強まる中、プライベートキャピタル運用会社へのプレッシャーが高まっている。投資家は続々と資金を引き揚げている。