4月ビットコインマイニング会社の動き｜週間レポート

この新しい月次ラウンドアップでは、世界で上場しているいくつかのビットコイン（BTC）マイニング企業の生産量、成長性、その他の動きに関する情報をまとめて紹介していきます。以下は4月において、8つのビットコインマイニング会社の動きを解説していきします。

4月のビットコインマイニング生産量まとめ

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• ビットコインマイニング会社①：ハイブ・ブロックチェーン

ハイブ・ブロックチェーンは4月に268.8ビットコイン（BTC）をマイニングし、月初に2.0EH/sのビットコインマイニングから月末には2.15EH/sと、ハッシュレートを8％伸ばした。

また、同社は2,537イーサリアム（ETH）をマイニングし、専用ハッシュレートは4月中に6.1テラハッシュ/秒から6.26テラハッシュ/秒（TH/s）へと向上させた。

5月現在、ハイブ・ブロックチェーンは2,832 BTCと15,914 ETHを所有し、HODL戦略に沿っている。

また、「ハッシュパワーの拡大で強い勢いを保ち」、「継続的な最適化と電気的アップグレード」によってハッシュレートを成長させることができた。

 

• ビットコインマイニング会社②：Hut 8

Hut 8は4月に309ビットコイン（BTC）をマイニングした。 そのうち、15％はビットコインで支払われるイーサリアムのマイニングから得られたもの。

同社は「季節外れの天候が住民や企業からの電力需要を増加させたため、グリッドの安定供給を確保するために消費を減らした」と述べ、電力価格の高騰のため、ドラムヘラー施設での消費も制限したことも説明した。

4月30日現在、同社は戦略の一環として、合計6,769BTCを保有している。

Hut 8は4月に、月末までにマイナーのホストをやめ、完全な自己採掘企業になると発表した。

 

• ビットコインマイニング会社③：CleanSpark

CleanSparkは4月中に313ビットコイン（BTC）を採掘し、合計285BTCを自社の運営資金として変換した。4月30日現在、448BTCを保有している。

CleanSparkの総ハッシュレートは2.4EH/sで、2万4000台の「最新世代」ビットコインマイナーのフリートに支えられている。

同社は4月にビットコインの売却で約1190万ドルを得たが、その大半はノークロスの施設に投資された。

 

• ビットコインマイニング会社④：Bitfarms

Bitfarms社では４月、合計で405ビットコイン（BTC）をマイニングした。4月上旬に3EH/sを突破した同社は、カナダ・ケベック州にある9番目の施設「Leger」の稼働開始により、月末には3.3EH/sに遂げた。これは、3月末の2.7EH/秒から22％増加した。

Bitfarms社のCEOであるEmiliano Grodzki氏は、「5月にLegerの増築を完了し、6月に「The Bunker」の第2段階の建設を完了する予定です」と述べた。

同社の発表によると、4月30日時点で5,646BTCを保有しており、約2億1,700万ドルの価値があるという。

また、Bitfarms社は9カ月前から取り組んできたマイナー管理システムを刷新し、マイナーの管理・追跡能力を向上させたことを初公開した。

 

• ビットコインマイニング会社⑤：マラソン社

マラソン社は4月のビットコインマイニング量が前月比30％減となったが、モンタナ州の施設が通常レベル以下の稼働となった「メンテナンス問題」が減少の理由となった。

全体としては、2023年初頭に毎秒23.3エクサハッシュ（Hh/s）を達成するという以前発表した目標に向け、依然として順調に推移しているという。

4月には、マラソン社のパートナーであるCompute Northが運営するテキサス州の施設に、0.4EH/sに相当する4,183個のマイナーが設置された。4月17日から電力を供給し、ハッシュレートを11％上げる予定だったが、エネルギー供給会社の要求により5月まで延期された。

2022年第1四半期決算発表では、暗号資産（仮想通貨）ビットコインの生産量が最高値を記録したにもかかわらず、マラソン社は1300万ドルの純損失を計上したことを発表した。

 

• ビットコインマイニング会社⑥：アイリス・エナジー

アイリス・エナジーは4月に合計137ビットコイン（BTC）を採掘し、前月比13％増となった。

オーストラリアに拠点を置く同社は、平均稼働ハッシュレートを1.038EH/sに増加させた。月間の営業収入も6％増の540万ドルになった。

カナダのマッケンジーにある施設で予定より早く0.3EH/sを委託し、初期段階で1.5EH/s（50メガワット相当）の達成を目指した。

また、4月にはテキサス州の新施設に着工した。

 

• ビットコインマイニング会社⑦：ノーザンデータ

4月、ノーザンデータは324ビットコイン（前月比13％増）と4,583ETHをマイニングし、9％の減少を 「在庫の計画的メンテナンス 」によって正当化した。

5日の時点で、同社は約1,390BTCと39,800ETH（約1億5300万ユーロ）を保有している。

4月末までに、同社は44,900人のマイナーを保有し、ハッシュレートは4.07EH/sとなった。年内には採掘機数10万台（9.3EH/秒）に達する予定。

 

• ビットコインマイニング会社⑧：GEMマイニング

GEMマイニングは4月中に244.8ビットコイン（BTC）をマイニングし、前月比3.2%減少した。

しかし、同社は3月の1.85EH/sから4月には1.88EH/sにハッシュレートを増加させた。月末までに、合計19,175人のマイナーを獲得している。

また、4月の収益は1,015万ドルで、3月と比較して4.3％減少した。

GEMマイニングのCEOであるジョン・ウォーレン氏は、4月の業績は同社の歴史上2番目に良いものだったと述べた。

「我々はこの成功を基に、2022年末までに追加で13,000台の完全資金調達とホスティングマシンをオンライン化する予定です」と今後の計画を立てた。