【ニューーヨーク株式市場】米貿易協定期待感でS&P500・ナスダック指数が史上最高値を更新
ニューヨーク株式市場は7月23日(現地時間)、史上最高値の更新ラリーを継続しました。S&P500指数は3日連続で史上最高値を更新し、ナスダック指数も前日の一時的な調整から反発。ダウ平均株価も45,000ドル台目前まで迫る勢いを見せました。トランプ大統領が発表した日米貿易協定合意が市場心理を改善させ、AI関連株を中心に買いが優勢となったことが主な要因です。
主要株価指数の動向は?
23日のニューーヨーク市場では3大指数がそろって上昇しました。ダウ平均株価は前日比507.85ポイント(1.14%)高の45,010.29で取引を終え、昨年12月に記録した史上最高値45,014.04に迫りました。S&P500指数は49.29ポイント(0.78%)上昇の6,358.91、ナスダック指数は127.33ポイント(0.61%)上昇の21,020.02でそれぞれ取引を終えています。
特に注目すべきは、S&P500が21日から3日連続で史上最高値を更新した点です。ナスダックも21日に6営業日連続の最高値更新が一旦止まったものの、1日で再び上昇トレンドを取り戻しました。
セクター別のパフォーマンスに違いは?
セクター別ではヘルスケア(+2.03%)とエネルギー(+1.53%)が大きく上昇した一方、必須消費財(-0.07%)と公益事業(-0.79%)は小幅に下落しました。金融(+0.72%)、不動産(+0.18%)、工業(+1.75%)、素材(+0.1%)などその他のセクターも全体的に堅調な動きを見せています。
「ウォール街の恐怖指数」と呼ばれるVIX指数は6.18%下落し15.48と、市場のリスク選好姿勢を示しました。
個別銘柄の注目動向は?
AI関連株ではNVIDIAが2.25%上昇し170.78ドルで取引を終えました。2四半期決算シーズンが始まる中、AIブームが企業業績にどう反映されるかへの期待感が買いを誘っています。
一方、決算発表を控えたAlphABet(Google親会社)は通常取引で0.31%下落したものの、時間外取引ではさらに0.3%下落。Teslaは通常取引で0.14%上昇後、時間外で0.9%上昇しましたが、決算内容は市場予想をやや下回る結果でした。
メム株(インターネットで話題の株)の動きは?
メム株ではOPenDoorが20.26%、Kohl'sが14.23%と大幅下落した一方、新たにメム株として注目され始めたGoPro(+12.41%)とKrispy Kreme(+4.60%)が大きく上昇するなど、乱高下が目立ちました。ゲームストップとAMCは比較的落ち着いた動きで、それぞれ1.24%、0.86%の小幅下落でした。
市場を動かした要因は?
市場関係者の間では、トランプ大統領が前日夜に発表した日米貿易協定合意が、米国の高関税懸念を和らげたことが市場心理を改善させたとの見方が支配的です。BTCCのアナリストは「貿易摩擦リスクの後退に加え、堅調な企業業績が市場を下支えしている」とコメントしています。
また、AI関連技術への投資拡大を背景に、テクノロジーセクターが引き続き市場をけん引しています。特にNVIDIAをはじめとする半導体関連株への注目度が高まっており、今後の決算発表次第ではさらなる上昇余地もあるとみられています。
今後の見通しは?
市場関係者は、今週続くビッグテックの決算発表が今後の相場展開を左右するとみています。特にMiCROsoftやMetaなど主要テック企業の業績次第では、ナスダック指数がさらに上値を探る可能性もあるでしょう。
一方で、テキサス・インスツルメンンツ(TI)が3四半期見通しの鈍化を理由に13.34%も急落したように、個別銘柄のリスクも無視できません。投資家は各企業の業績内容を慎重に精査する必要がありそうです。
(データ出所:TradingVieW、出典:ロイター)
よくある質問
ニューヨーク市場でS&P500が史上最高値を更新したのはなぜですか?
主な要因は2つあります。1つはトランプ大統領が発表した日米貿易協定合意により、貿易摩擦懸念が後退したこと。もう1つはAIブームを背景にテクノロジー株が買われたことです。
ナスダック指数の直近の動きは?
ナスダック指数は21日に6営業日連続の史上最高値更新が一旦止まりましたが、23日には再び上昇に転じ21,020.02と新たな最高値を記録しました。
メム株で注目すべき銘柄は?
23日の取引ではGoPro(+12.41%)とKrispy Kreme(+4.60%)が大きく上昇した一方、OpenDoor(-20.26%)とKohl's(-14.23%)は大幅下落するなど、メム株の動きが分かれました。
今週の市場注目点は?
ビッグテック企業の2四半期決算発表が焦点です。MicrosoftやMetaなどの業績次第では、ナスダック指数がさらに上昇する可能性もあります。