グーグル、「ジェミナイ3」で大反撃…「検索収益減でもAIで勝負」
グーグルがAI分野での存在感を強めている。同社は最新のAIモデル「ジェミナイ3」を発表し、検索事業の収益減少をAIで補う戦略を明確にした。OpENAIのGPT-5.1に対抗するこの新モデルは、7nmプロセス技術を用いた専用チップ「アイアンウッド」TPU上で動作し、20兆パラメータを超える大規模な処理能力を誇る。業界専門家は「AI戦争の新たな局面」と評している。
ジェミナイ3 vs GPT-5.1:AI覇権争いの新たな局面
グーグルは2022年以降、ChatGPTの台頭に苦戦していたが、ジェミナイ3で巻き返しを図る。このモデルは6.5億MAU(月間アクティブユーザー)を誇り、2025年までに4.5億に拡大すると予想される。対するOPenAIのGPT-5.1は8億MAUで依然リードしているが、差は縮まりつつある。特に「ディープシンク」と呼ばれる推論能力と「ナノバナナ」と命名された50兆パラメータ規模の軽量版が注目を集めている。
7nm TPU「アイアンウッド」の技術革新
ジェミナイ3の基盤となるのが、7nmプロセス技術を採用したTPU「アイアンウッド」だ。従来のGPUベースシステムに比べ、エネルギー効率が飛躍的に向上しており、AWSのAnthrOPicなど競合他社も同技術の採用を検討している。グーグルは「ハードウェア(TPU)、OS(独自OS)、エコシステム(検索)」の三位一体で差別化を図ると強調。2026年までにAI部門で収益構造を根本から変革する計画だ。
20兆パラメータの野望と市場影響
グーグルのAI戦略担当上級副社長は「20兆パラメータ規模のモデルが標準になる」と語る。ベンチャーキャピタルa16zの分析によれば、ジェミナイシリーズの市場価値はGPTシリーズの約2分の1だが、100兆ウォン規模の投資が見込まれる。ただし、AIの「カニバリゼーション(自社製品同士の食い合い)」現象が検索収益をさらに圧迫する可能性も指摘されている。
「検索からAIへ」のパラダイムシフト
業界関係者は「グーグルはTPU、OS、エコシステムの三位一体で独自優位性を構築中」と分析。「ジェミナイ3が2026年までにAI収益の主要源となり、検索依存体質からの脱却を可能にする」と予測する。一方で、AIが既存サービスを代替する「破壊的イノベーション」のリスクにも言及している。