カイル・サマニ、マルチコイン退社後ハイパーリキッドを批判
仮想通貨業界で注目を集めるカイル・サマニ氏がマルチコイン・キャピタルを退社した後、新興プロジェクト「ハイパーリキッド」に対して厳しい批判を展開。ソラナとの比較や投資哲学の違いが議論を呼んでいます。
マルチコインとハイパーリキッド:偶然か衝突か
カイル・サマニ氏が2月5日にマルチコイン・キャピタルを退社した後、同社がハイパーリキッド(HYPE)に大規模な投資を行っていることが判明しました。1月22日以降、マルチコイン関連のウォレットから約8万7100ETH(2億2000万ドル相当)がハイパーリキッドに流入。この動きは業界関係者の間で大きな話題となりました。
興味深いのは、サマニ氏が以前からソラナを強く支持していたのに対し、ハイパーリキッドが「短期的な価格上昇を狙ったプロジェクト」と批判していた点です。このため、サマニ氏の退社とマルチコインのHYPE投資は「投資哲学の衝突」と見る向きもあります。
ソラナ投資哲学 vs ハイパーリキッド戦略
マルチコイン・キャピタルはこれまでソラナエコシステムへの投資で知られていました。2025年9月には、同社のポートフォリオの8.05%をソラナ関連プロジェクトが占めていました。特にDeFi分野での活躍が目立ち、Jitoのようなプロジェクトは3ヶ月間で94%の成長を記録しています。
一方、ハイパーリキッドは「史上最大のエアドロップ」(90億ドル相当)や大規模なバイバックプログラムで注目を集めています。しかし、サマニ氏は「持続可能な技術基盤よりもマーケティングを重視している」と批判的でした。
支持者たちの反論:ハイパーリキッド擁護
ハイパーリキッドの支持者たちは、同プロジェクトの革新性を強調しています。「VC資本を拒否」「HLPを通じたマーケットメイクの民主化」「コミュニティへの利益還元」などが主な主張です。ある支持者は「ハイパーリキッドはソラナより高速で、Driftより優れたUXを提供している」と述べています。
また、ハイパーリキッドの価格動向にも注目が集まっています。TradingViewデータによると、HYPEは過去4ヶ月間で着実な上昇トレンドを維持しています。
業界の反応と今後の展望
この件について、業界アナリストの間でも意見が分かれています。あるアナリストは「これは単なる投資戦略の違い」と指摘する一方、別の専門家は「仮想通貨業界の根本的な方向性を問う議論」と評価しています。
今後の展開として、マルチコインの投資方針が変わる可能性や、ソラナエコシステムとの関係性変化などが注目されます。特に、ハイパーリキッドが本当に長期的な価値を生み出せるかどうかが焦点となるでしょう。