【注目】ボストン・パートナーズ、「3つの原則」でラインメタル株2000%の収益を達成(2025年9月19日)
投資運用会社ボストン・パートナーズが独自の「3つの円の法則」投資戦略を用いて、ドイツの防衛関連企業ラインメタル社の株で驚異的な2000%の収益を上げた。同社のポートフォリオマネージャー、クリストファー・ハート氏はCNBCのインタビューでこの成功を詳しく解説し、2025年7月24日時点での成果を明らかにした。
22%の年間リターンを誇る「3つの円の法則」とは?
ボストン・パートナーズの運用チームは、MSCI世界株価指数の15.2%を上回る22%の年間リターンを達成。この驚異的なパフォーマンスの背景には、「3つの円の法則」と呼ばれる独自の投資フレームワークがある。ハート氏は「この戦略は、①競争優位性(経済的モート)、②持続可能な成長(財務的健全性)、③適正な評価(バリュエーション)という3つの要素が重なる企業を見極めるもの」と説明する。
同社の分析によれば、ラインメタル社はウクライナ紛争後の防衛需要の急増という「競争優位性」、政府契約による「持続的な成長」、そして当初は市場から過小評価されていた「適正なバリュエーション」という3つの条件を満たしていた。2019年時点で同社株は2%程度の小幅な値動きしかなかったが、地政学的リスクの高まりとともに急騰した。
ラインメタルの驚異的な成長:2056%の株価上昇
ラインンメタル社の株価は、2025年7月時点で2019年比2056%という驚異的な上昇を記録。ハート氏は「我々は2027-2028年頃に同社株がピークを迎えると予想しており、強気相場の勢いを利用して売却を進めている」と述べ、利益確定のタイミングについても「3つの円の法則」に基づいて判断していることを明らかにした。
同氏はCNBCに対し、「ラインンメタルの事例は、我々の投資哲学の正しさを証明するもの。3つの円が完璧に重なり合う企業はまれだが、一度見つかれば非常に強力な投資機会となる」と自信を見せた。
ボストン・パートナーズの投資哲学
ボストン・パートナーズの運用チームは、2023年に10.7%のリターンを達成し、S&P500の23.3%を上回る実績を残している。ハート氏は「我々のアプローチは、短期的な市場の動向に左右されない本質的価値に焦点を当てたもの」と強調し、「3つの円の法則」が単なるブームではなく、長期的な投資成功のための確固たるフレームワークであることを主張した。
同社の投資戦略について、業界関係者は「伝統的なバリュー投資と成長株投資の良いとこ取りをしたハイブリッド型アプローチ」と評している。実際、同社のポートフォリオは過去20年間にわたり市場平均を大きく上回るパフォーマンスを維持してきた。