「サークル」IPO後の株価急騰で「過大評価論争」…時価総額が一時コインベースを上回る
米国上院で「GENIUS法案」が可決された後、ステーブルコイン発行会社のサークル・インターネット・グループの株価が急騰し、一時的に時価総額がコインベースを超える事態となりました。しかし、短期間での過剰な上昇に対しては「非合理的」との指摘も出ており、調整の可能性が高まっています。
サークルの株価急騰と市場の反応
ブロックチェーン専門企業The Blockによると、サークルの株価は23日、ニューヨーク市場で一時298.99ドルまで急騰した後、9.64%上昇の263.45ドルで取引を終えました。これは5日の上場時の公募価格31ドルと比較して700%を超える収益率です。高値ベースでの完全希薄化時価総額は770億ドルを突破し、ステーブルコインUSDCと仮想通貨取引所コインベースの時価総額を一時上回りました。

GENIUS法案通過が与えた影響
先週米国上院で可決された「GENIUS法案」は、完全担保型ステーブルコインに対する連邦レベルの規制基準を明確化する内容で、これがサークルとコインベースの株価上昇を後押ししました。同法案の通過を受け、ステーブルコイン市場の急成長期待が広がり、時価総額第2位の仮想通貨USDCの発行元であるサークルへの注目が高まっています。
アナリストの見通しと懸念
シーフォート・グローバルのジェフ・カントウェルアナリストは「グローバルステーブルコイン市場が現在約2600億ドルから今後2兆ドルまで成長する可能性があり、これはサークルの年間売上を25~30%増加させる可能性がある」と分析しました。一方で、短期間での株価上昇幅が過剰だとする指摘もあります。ツープライム・デジタル・アセットのアレクサンダー・ブルームCEOは「ファンダメンタルズを考慮すると、サークルの時価総額がコインベースを上回るのは理屈に合わない」と指摘しています。
サークルとコインベースの収益構造比較
サークルはUSDCの発行元ですが、総収益の半分はパートナー企業であるコインベースが得ています。仮想通貨起業家のTJカワ氏は「サークルの時価総額がコインベースに近づいているが、コインベースはUSDC準備金収益の半分を得る上に、多様な収益モデルを持っている」と疑問を呈しています。ブルームCEOは、サークル株が個人投資家の間で注目を集めているものの、近い将来コインベースに対して価格が下落する可能性が高いと予測しています。
*
サークルの株価急騰の主な要因は?
米国上院で「GENIUS法案」が可決されたことが主な要因です。この法案はステーブルコイン市場の規制枠組みを明確化する内容で、市場成長への期待が高まりました。
サークルの時価総額がコインベースを上回ったことは合理的ですか?
多くのアナリストが不合理だと指摘しています。コインベースはUSDC収益の半分を得る上に、多様な収益源を持っているためです。
今後のサークル株価の見通しは?
短期間での急騰が過剰との見方が強く、調整が入る可能性が高いと予想されています。特にコインベースとの比較で下落する可能性が指摘されています。
返信するにはログインしてください
コメントするにはログインしてくださいコメント
関連記事
|Square
BTCCアプリを入手して、暗号資産取引を始めてみませんか?
早速始める QRコードをスキャンして、100M人以上のトレーダの仲間になりませんか?