パウエル議長発言で9月利下げ確率43%に低下、仮想通貨市場は減速

多くの仮想通貨トレーダーが9月の利下げを期待していたが、FRBのジェローム・パウエル議長の発言によりその期待は後退した。利下げの確率は現在わずか43%まで低下している。
仮想通貨価格が下落する中、多くの関係者が疑問を抱いている:現在の強気相場は減速しているのか、それとも単なる小休止なのか?
利下げに関する明確な決定はまだなし
最近の記者会見でパウエル議長は「我々は依然としてインフレリスクに高度に注意を払っている」と明言し、2025年9月17-18日開催予定の次回FOMC会議まで様子見の姿勢を強調した。
FRBが最も懸念しているのは上昇するインフレで、6月の消費者物価指数(CPi)は前年比2.7%上昇(前月比+0.3%)と、FRBの目標2%を上回った。
一方、失業率は4.2%で横ばい状態が続いており、経済状況がさらに悪化しない限りFRBが利下げを正当化する余地はほとんどない。
興味深いことに、今回2人のFRBメンバーが利下げを支持しており、これは数十年ぶりのことだ。これは近い将来FRB内部で政策転換への圧力が高まっている兆候かもしれない。
9月利下げ確率43%に低下
記者会見前、9月利下げの確率は63%だった。しかしパウエル議長発言後、CME FedWatchツールによるとこの数値は43%に下落した。
伝統的に、低金利はビットコインなどのリスク資産に向かう投資家を増やすことで仮想通貨を押し上げる傾向がある。利下げの遅れは仮想通貨の成長を鈍化させる可能性があるが、大幅な下落を引き起こす可能性は低い。
とはいえ、流動性が高い状態が維持されれば仮想通貨市場は大きな打撃を受けないとの見方もある。
仮想通貨市場は今後数ヶ月間弱気相場に
不確実性を増しているのが、暦年で最も弱気な月の到来だ。ビットコインは過去12年間で8回の8月と3分の2の9月に下落しており、これらの月の平均下落率はそれぞれ8.6%と4.6%である。
現在ビットコインは116,000ドルから119,000ドルの間で推移しており、明確な方向性が見えない状態だ。
緩やかな価格変動とFRBからの強い後押しがない状況では、仮想通貨市場は当面静観ムードが続く可能性が高い。
翻訳者:Sn1p3rZ