【2025年7月19日 米国株式市場】ナスダックが再び史上最高値を更新! テック株の強気相場続くも、貿易摩擦懸念でダウは小幅反落
- 主要指数のパフォーマンスは?
- 今週の市場動向を振り返ると?
- 経済指標は市場にどう影響した?
- 貿易摩擦の懸念材料は?
- テック株の活況は続くのか?
- 注目の個別銘柄動向は?
- 来週の注目ポイントは?
- 米国株式市場に関するQ&A
今週の米国株式市場は、ナスダック総合指数が史上最高値を更新する一方、ダウ平均は小幅反落という綱引き相場で幕を閉じました。テクノロジー株の堅調なパフォーマンスが市場をけん引する中、EU関税交渉の不確実性が重しとなっています。BTCCチームの分析によると、今週の市場動向は「強気相場の継続と調整圧力の狭間」という特徴が鮮明でした。
主要指数のパフォーマンスは?
7月18日(金)の取引終了時点で、ダウ平均工業株30種は前日比142.30ポイント(0.32%)安の44,342.19ポイント、S&P500種株価指数は0.57ポイント(0.01%)安の6,296.79ポイントと小幅反落。一方、ナスダック総合指数は10.01ポイント(0.05%)高の20,895.66ポイントと、再び史上最高値を更新しました。



今週の市場動向を振り返ると?
今週の主要指数は全体的に堅調なパフォーマンスを示しました。週間ベースでは、S&P500が約0.5%上昇、ナスダックが1.5%上昇と好調でしたが、ダウ平均は微減。半導体指数(+0.6%)や銀行指数(+0.3%)の動きからは、高値圏でのもみ合い状態が伺えます。
経済指標は市場にどう影響した?
ミシガン大学が発表した7月の消費者信頼感指数によると、1年後のインフレ予想は6月の5.0%から4.4%に大幅低下。このデータはインインフレ抑制の期待を強め、FRBの政策安定性に対する市場の信認を高めました。また、今週発表された小売売上高や非農業部門雇用者数も予想を上回り、堅調な消費支出と労働市場が株式市場の下支えとなりました。
貿易摩擦の懸念材料は?
経済の基本面が堅調である一方、トランプ政権がEU製品に15-20%の関税を課す可能性が市場の神経を逆なでしています。8月1日を期限とする交渉が近づく中、金融タイムズによれば、トランプ大統領は協定においてEUが受け入れ可能な10%上限を超える関税「下限」を設定したい意向で、交渉には依然として大きな隔たりがあるようです。
テック株の活況は続くのか?
「米国株のビッグ7」指数は0.35%上昇の180.16ポイントと、今週累計で1.79%上昇。個別銘柄ではテスラ(+3.21%)、アマゾン(+1.01%)、グーグルA株、アップル、メタが上昇した一方、マイクロソフトとNVIDIAは小幅反落しました。今週の累計では、テスラが5.15%上昇と特に目立ちました。
注目の個別銘柄動向は?
Netflixは5.1%下落しました。第2四半期の業績は市場予想を上回ったものの、年間見通しが期待外れだったため利益確定売りが優勢でした。一方、OPEndoorは今週170%急騰し、「ミーム株」としての地位を確立。また、CRISPR TherAPEuticsは17%急騰して52週高値を更新しましたが、これは取締役が5150万ドル以上を投じて大量買い増したことが背景にあります。
来週の注目ポイントは?
来週はコカ・コーラ、グーグル親会社のアルファベット、テスラ、テキサス・インスツルメンンツなどの重要企業の決算が予定されており、企業収益の持続可能性が改めて問われることになります。また、FRB議長パウエルに対するトランプ大統領の圧力も注目点で、特に「パウエル解任」の可能性が示唆されていることから、市場の神経を逆なでしています。
※本記事は投資アドバイスではありません。市場データはCoinGlassおよびTradingVieWを参照しています。
米国株式市場に関するQ&A
ナスダックが史上最高値を更新した主な要因は?
テクノロジー株、特に「ビッグ7」と呼ばれる主要テック株の堅調なパフォーマンスが主な要因です。インインフレ抑制の期待が高まり、成長株に対する投資家の選好が強まっていることも背景にあります。
EU関税交渉が株式市場に与える影響は?
交渉が決裂した場合、2018-2019年の貿易戦争を想起させるような市場の混乱が懸念されます。特に自動車や航空機関連株への影響が大きくなると予想されます。
FRBの利下げ観測は市場にどう影響していますか?
FRB理事のワラー氏が今月25bpsの利下げに言及したことで、金融緩和期待が再燃しています。ただし、堅調な経済指標を背景に、利下げのタイミングや幅を巡って市場の見方は分かれています。