米政府、来月1日シャットダウン期限迫る…民主党とトランプ氏、今週会談を推進
米連邦政府の資金調達期限が10月1日に迫る中、民主党とトランプ前大統領が今週会談を行う方向で調整している。政府機関の閉鎖(シャットダウン)を回避できるか注目が集まっている。
シャットダウン危機の背景
米議会は毎年9月30日までに次年度予算案を可決する必要があるが、与野党対立により予算成立が遅れるケースが頻発している。今回も移民政策や医療保険制度改革を巡り与党共和党と野党民主党の対立が深まっており、予算案の成立が危ぶまれている状況だ。
主要関係者の動き
トランプ前大統領は22日、自身のソーシャルメディアで「民主党は汚い法案(dirty bill)を提出しようとしている」と批判。一方、バイデン大統領は共和党に対話継続を呼びかけている。専門家の間では「11月の中間選挙を控え、政治的駆け引きが激化している」との見方が強い。
過去のシャットダウン事例
米政府はこれまで60回以上のシャットダウンを経験している。特に2018年12月から2019年1月にかけての35日間のシャットダウンは史上最長記録となった。この時はメキシコ国境壁建設予算を巡る対立が原因で、約80万人の連邦職員が一時帰休を余儀なくされた。
経済への影響
シャットダウンが1週間続くとGDP成長率が0.1~0.2ポイント押し下げられるとの試算もある。2013年10月の16日間のシャットダウンでは約240億ドルの経済損失が出たというデータがある。金融市場では短期国債の利回り上昇などが見込まれる。
今後の見通し
政治アナリストの間では「期限直前の駆け引きになる可能性が高い」との見方が支配的だ。仮に予算案が成立しなくても、暫定予算で期限を延長する「継続決議(CR)」で対応するシシナリオも考えられる。ただし、中間選挙を控えた政治的駆け引きが予測を困難にしている。
よくある質問
政府シャットダウンとは何ですか?
米国では議会が予算を承認しない場合、非必須政府機関が閉鎖される制度です。職員の一時帰休や公共サービスの停止が発生します。
シャットダウンで影響を受けるのは?
国家安全保障や公共安全に関わる部門を除き、多くの政府機関が閉鎖されます。国立公園の閉鎖やパスポート発行の遅れなど、市民生活にも影響が出ます。
解決の見込みは?
与野党の妥協点が見つかるか、暫定予算で期限を延長するかのいずれかになると予想されます。ただし政治的な駆け引きが続く可能性もあります。