CrediX、450万ドルのハッキング被害後に消滅—出口詐欺の疑いが浮上

新興の分散型レンディングプロトコル「CrediX」が、最近の不正操作疑惑を受けて批判を浴びている。プロジェクトチームは当初、セキュリティ侵害により450万ドルが失われた影響を受けたユーザーに対し補償を行うと表明していた。しかし、その発表以降、全ての公式活動が停止している。
DeFiレンダーのCrediXは完全な出口詐欺の様相。
ハッキングでユーザーが450万ドルを失った後、チームは全員に返金すると約束したが、その後沈黙を貫いている。
典型的なラグプル(資金引き上げ詐欺)。 pic.twitter.com/9grw8oCxYb
事件直後にプロジェクトのX(旧TWitter)アカウントが停止され、チームは「誤情報を防ぐため」と説明した。しかし、その後の沈黙により、CrediXが最初から出口詐欺だったのではないかというコミュニティの疑念がさらに強まっている。
行動ではなく沈黙を選んだCrediX
スマートコントラクトの脆弱性リスクは以前から存在していたが、CrediXの場合、インシデント対応の透明性の欠如が事態を悪化させた。
ハッキングを受けて、同社はユーザーに返金すると発表した。これは過去のDeFiハッキングでコミュニティを落ち着かせるため業界がよく用いる対応だ。
しかしその後、チームは回復計画やトークンホルダー向けコミュニケーション、ウォレット追跡統計などを一切提供していない。
ユーザーの不安が高まる中、Xアカウントの消失やコミュニティチャンネルの閉鎖など、プロジェクトのオンライン上の存在感が失われたことは、CrediX自体がハッキングを口実に残資金を引き出そうとしているのではないかという疑念を強める結果となった。
DeFiの信頼欠如を露呈した厳しい現実
これは分散型金融の構造的リスクを浮き彫りにした一連の事件の最新例である。
監査やパーミッションレスアクセスはDeFiの哲学を体現しているが、CrediX事件が明らかにしたのは、透明性がなければそのような信頼は簡単に崩れるということだ。
現時点で、同プロジェクトが構想したスマートコントラクトは休眠状態にあり、トークン価値は暴落している。チームメンバーからは一切の公式発表がない。
法執行機関や全てのブロックチェーン企業のフォレンジック調査が行われるかは不明だ。その間、被害者はDeFiの荒波の中での警告とも言えるまた一つの事例に直面せざるを得ない。
翻訳: R4v3nX