ビットコイン、マイナー流出増加で調整リスク高まる-アナリスト指摘
ビットコイン(BTC)が12万ドル水準の直下で推移する中、マイナーからBinance暗号通貨取引所への転送が増加している。アナリストによると、BinanceへのBTC転送量の増加は、主要暗号通貨の価格調整を示唆している可能性がある。
ビットコイン価格の調整が近づいている?
アナリストArab Chain氏によるCryptoQuant Quicktakeの投稿によると、7月下旬にマイナーからBinanceへのBTC転送が急増したことが確認された(以下のチャートでダブルトップとして表示)。

この急増後、数日間にわたって取引所への流入量が平均を上回り続けた。8月上旬には再び急増し、ピーク時には数千BTCから1万BTC超の転送が確認された。
この動きは、マイナーが引き続きBTCを取引所に流出させていることを示唆している。売り圧力は、資産価格が12万ドル近くの史上最高値(ATH)付近で推移しているタイミングで発生している。
ArAB Chain氏は、4~6月期と比較して、現在のマイナー活動は「在庫蓄積またはヘッジ行動」に類似しており、典型的な低ノイズパターンとは異なると指摘。この見解を支持する複数の行動指標を提示した。
例えば、価格水準が高い状態での持続的な流入量の増加は、マイナーがラリーを利用して流動性を確保し、運営コストを賄うか、半減期後の資金需要を管理している可能性を示唆している。
しかし、こうした大規模な流入は短期抵抗線と関連付けられることが多い。市場にはこの供給を吸収し、急激な価格下落を引き起こさないようにするための十分な買い流動性が必要となる。
過去2週間にわたってピークが頻繁に発生していることも、これが一時的な現象ではなく、Binanceマイナーの活動が活発化している段階であることを示している。これにより、ビットコイン価格は需要の減少に対してより敏感になっている。
ARab Chain氏によると、1日当たりの流入量が最近の週間平均(1日当たり約5,000~7,000 BTC)を上回り続ける場合、継続的な供給圧力が示唆される。逆に、急速に低水準に戻れば、流出波が一時的で既に吸収されたことを示す。
BTCが新たなATHに向けて準備中か
12万ドル直下で推移しているものの、最近のオンチェーンデータにはビットコイン市場が過熱している兆候はほとんど見られない。加えて、ビットコイン先物市場における平均執行注文サイズは着実に減少しており、ラリーへの個人投資家参加が増加していることが示唆される。
とはいえ、短期BTC保有者の多くが利益確定段階に入っており、売り圧力が発生する可能性がある。執筆時点でBTCは118,970ドルで取引され、24時間で0.6%下落している。

翻訳: NEOnGhostX