テスラ中国販売急減…モデルYリフレッシュ&割引にもかかわらず「逆風」 現地メーカーの攻勢で苦戦
テスラが中国市場で苦戦を強いられている。主力EVモデルYのリフレッシュ版投入と過去最大規模の割引キャンペーンにもかかわらず、2023年第2四半期の販売台数が前四半期比4.3%減となった。中国勢の攻勢が激化する中、テスラの市場シェアが急速に縮小している実態が浮き彫りになった。
テスラ中国販売が前四半期比4.3%減に
テスラは2023年第2四半期(4-6月)に中国市場で12万8803台を販売したが、これは第1四半期の13万4607台から4.3%減少した数値だ。前年同期比では11.7%の下落となる。世界的にもテスラの第2四半期の納車台数は第1四半期比13.5%減と、中国市場以上の落ち込みを見せた。
テスラは第1四半期の業績不振についてモデルYの生産移行期を理由に挙げていた。しかし第2四半期にはリフレッシュモデルが本格投入され生産も正常化したにもかかわらず、販売減に歯止めがかからなかった。

0%分割払いも効果なし 中国勢の新型EVが市場を席巻
テスラは第2四半期、モデル3とモデルYに対して車両価格の2000-4000ドル(約270-540万円)に相当する実質割引となる0%分割払いキャンンペーンを実施した。しかしこの大胆な価格戦略も消費者の心を掴むには至らなかった。
背景には中国現地メーカーの新型EV攻勢がある。シャオミの「SU7」、シャオフォンの「G7」、YU7などモデルYを直接狙ったラインナップが相次ぎ市場に投入され、シャオミSU7は事前予約だけで30万台を突破したと伝えられている。
中国EV市場の激化する競争環境
中国は世界最大かつ最も競争の激しいEV市場だ。専門家は「中国市場では外国企業を最初は歓迎するが、やがて自国ブランドが取って代わるというパターンが繰り返されてきた」と指摘する。
「モデル3がSU7に打撃を受けたように、今度はモデルYが中国製SUVに押されている」と分析する声も上がっている。テスラがこのような市場圧力に耐えられるかが注目される。
テスラの反撃策は?
テスラは対抗策としてモデルYの低価格版を近く発売する計画だが、すでに競合他社が市場を先取りしている状況で、どれだけの反転効果が期待できるかは不透明だ。
中国市場におけるテスラの苦戦は一時的なものなのか、それとも構造的な問題なのか。今後の動向から目が離せない。
テスラ中国販売に関するQ&A
テスラの中国市場における第2四半期販売台数は?
2023年第2四半期にテスラは中国市場で12万8803台を販売しました。これは前四半期比4.3%、前年同期比11.7%の減少となります。
テスラが中国市場で販売減となった主な理由は?
中国現地メーカー(シャオミ、シャオフォンなど)の新型EV攻勢が主な要因です。特にモデルYを直接狙ったラインンナップが相次ぎ市場に投入され、テスラのシェアを急速に奪っています。
テスラはどのような販売促進策を講じましたか?
モデル3とモデルYに対して車両価格の2000-4000ドルに相当する実質割引となる0%分割払いキャンペーンを実施しましたが、効果は限定的でした。
中国現地メーカーの新型EVで注目モデルは?
シャオミ「SU7」、シャオフォン「G7」、YU7などが代表的です。特にSU7は事前予約だけで30万台を突破するなど高い人気を集めています。
テスラの今後の中国市場戦略は?
モデルYの低価格版を近く発売する計画ですが、すでに競合他社が市場を先取りしている状況で、効果の程は不透明です。