ロールスロイスの「航空・原発」勝負…韓国型SMR・エンジン供給網を揺るがす(2026年最新)
英国の大手企業ロールスロイスが航空機エンジンと小型モジュール原子炉(SMR)事業で大きな動きを見せており、韓国の関連産業に大きな影響を与えそうだ。同社は2026年から2028年にかけて大規模な投資計画を発表し、航空エンジン分野では新型「UltraFan」エンジンの開発を、原子力分野では韓国型SMR(i-SMR)との協力可能性を模索している。専門家らはこれが韓国の航空・エネルギー産業のサプライチェーンに与える影響について注目している。
AI技術を活用した航空エンジン革新
ロールスロイスはAI技術を駆使した次世代航空エンジン「UltraFan」の開発に注力している。2026年までに30億ドル(約5,850億円)を投じ、燃費効率を25%向上させることを目標としている。同社CEOのタファン・エルギンビルギッチ氏は「AI技術が我々の競争力を根本から変える」と述べ、航空業界における技術革新の重要性を強調した。
特に注目されているのは、A350や787など主要旅客機向けエンジンの性能向上だ。ロールスロイスは過去3年間で関連技術の特許出願を1000%増加させており、GEとの競争激化が予想される。航空アナリストのリチャード・ハンター氏は「ロールスロイスとGEの技術競争が航空業界全体の革新を加速させる」と指摘している。
韓国型SMR(i-SMR)との協業可能性
ロールスロイスは小型原子炉(SMR)分野でも積極的な動きを見せている。2035年までに25億ドル(約4,870億円)を投資し、韓国型SMR(i-SMR)との技術協力可能性を探っている。同社の原子力部門責任者は「韓国の技術力と我々のノウハウを組み合わせれば、世界的な競争力を持つSMRを開発できる」と期待を表明した。
韓国政府関係者によれば、ロールスロイスはすでに韓国企業数社と非公式協議を開始しており、2026年中に具体的な協力案が発表される見込みだ。特に韓国が開発中のi-SMRは安全性と経済性の両立を目指しており、ロールスロイスの技術と相性が良いと評価されている。
航空エンジン供給網への影響
ロールスロイスは2026年から2028年にかけて90億ドル(約17,550億円)規模の航空エンジン供給網拡大計画を発表している。この投資の約50億ドル(約9,750億円)がアジア市場向けと見られており、韓国の航空機部品メーカーにも大きなビジネスチャンスが訪れる可能性がある。
業界関係者によると、ロールスロイスは韓国企業に対して技術移転を含む包括的な協力関係を提案しており、これが実現すれば韓国の航空宇宙産業全体のレベルアップにつながると期待されている。特にKF-21戦闘機用エンジン開発への協力可能性についても言及されているという。