MEXC COO「2026年、パーペチュアルDEXがCEXを凌駕する成長を見せる」と予測
MEXCの最高執行責任者(COO)であるウシ・ザデ氏は、2026年までに分散型取引所(DEX)が中央集権型取引所(CEX)を上回る成長を遂げるとの見解を表明しました。特にパーペチュアル契約を扱うDEXの急成長が市場構造を変える可能性があると指摘しています。
パーペチュアルDEXの台頭
近年、DeFi(分散型金融)市場ではパーペチュアル契約を提供するDEXが急成長しています。CoinGeckoのデータによると、2023年時点でDEXが占めるパーペチュアル契約取引量のシェアは2.1%でしたが、2025年には11.7%まで拡大すると予測されています。
特に注目されているのが、HyperliquidやLighter、edgeXといった新興DEXプラットフォームです。Hyperliquidだけでも1日当たり7,400億円以上の取引量を処理しており、その成長速度は従来のCEXを脅かす勢いです。
DEX vs CEX:本当に勝つのはどちらのモデルか?
現在の状況を比較すると、トップ10のDEXの24時間取引量は560億ドルであるのに対し、CEXは5,250億ドルと依然として約9倍の差があります。しかし、2年前はこの差が40倍、1年前は20倍だったことを考えると、DEXの成長速度は顕著です。
ウシ・ザデCOOは「DEXの真の競合相手は他のDEXではなく、CeFi(中央集権型金融)だ」と指摘します。DEXの強みは透明性と自己保管性にあり、CEXは流動性と使いやすさで優位に立っています。
DEXは個人トレーダーを惹きつけるが、機関投資家はまだ移行せず
現状、DEXの利用者は主に個人トレーダーが中心です。機関投資家の参入はまだ限定的で、これは規制の不確実性や大規模取引の実行難易度が要因と考えられます。
しかし、ウシ・ザデ氏は「2026年までにDEXがCEX取引量の15~20%を占めるようになる」と予測しています。特に、より高度な金融商品や機関投資家向けのサービスがDEXプラットフォームで提供されるようになれば、この移行は加速すると見ています。
2026年のDEXとCEXの展望
2026年の市場構造について、専門家の間では意見が分かれています。あるアナリストは「DEXとCEXは共存し、それぞれが異なるニーズに対応するようになる」と予測しています。
BTCCの市場アナリストは「DEXの成長は確実だが、CEXも独自の進化を遂げるだろう」とコメント。特に、規制対応や機関投資家向けサービスにおいてCEXが優位性を保つ可能性が高いと指摘しています。
ウシ・ザデCOOは「技術革新と市場の成熟が進めば、2026年にはDEXが新たな基準を確立するだろう」と楽観的な見通しを示しています。一方で、CEXも独自の強みを活かして進化を続けると予想され、両者の競争は市場全体の健全な発展につながるとの見方もあります。