Circle株価15%急落、BISがステーブルコインリスクを警告で熱狂冷めやらず
ステーブルコイン発行元のCircle(CRCL)株の急騰に陰りが見え始めている。
月曜日に過去最高値の299ドルを記録した同社株は、火曜日に15%下落。ピーク時から約25%値を下げたものの、223ドルとIPO価格からは依然600%以上高い水準で取引されている。
この下落は予想通りで、アナリストらは既に同社株の過大評価を指摘しており、ARk InvestはIPO以降3億ドル以上の売却を継続している。
火曜日の下落は、国際決済銀行(BIS)がステーブルコインの将来性に疑問を呈したタイミングと重なった。中央銀行が所有する金融機関であるBISは声明で「ステーブルコインは健全な通貨の形態として不十分で、規制がなければ金融安定と通貨主権にリスクをもたらす」と主張。これらのトークンは中央銀行通貨との1:1のパリティを保証できず、流動性危機に対処できず、金融犯罪防止のためのコントロールも欠如していると指摘した。
BISは代わりに、中央銀行準備金・商業銀行貨幣・国債のトークン化を金融イノベーションの「次の論理的段階」として推奨。「適切に規制されれば、ステーブルコインは金融システムの周辺部で補助的役割を果たす可能性がある」としつつも、「仮想通貨エコシステムへのゲートウェイとしての機能以外の役割は不透明」と付記した。
こうした見解は、ステーブルコイン業界が決済や国際送金などの日常用途で急成長し、世界各国で規制が進む中で示されたものだ。
Stripe、Mastercard、PayPalなどの決済企業は従来の銀行システムを補完するステーブルコイン基盤のサービスを展開。Visaのデータによると、過去30日間でステーブルコインによる取引量は4兆ドルに達している。
Circleは時価総額610億ドルのUSDCを発行しており、これはテザーの1560億ドルUSDTに次ぐ市場第2位のステーブルコイン。同社は4月にMastercardやVisaなどの既存プレイヤーと競合することを目指し、決済・送金ネットワークも立ち上げた。
翻訳者: DarkPhoenix1