「ウォール街はトランプを恐れていない?」 資産間の相関関係が10年平均水準に(ビットコイン含む)
2025年7月、米国の関税脅威と物価不安によりドルが強含みに転じ、韓国ウォンは2.6%下落。専門家らは「8月1日の相互関税猶予期限前に為替レートが1,400ウォンを突破する可能性」を指摘。特に韓国ウォンは主要通貨中で円に次ぐ弱さを見せており、市場の緊張感が高まっています。
なぜ韓国ウォンは急落しているのか?
7月18日時点で、ドル対ウォンンレートは1,391.6ウォンに達し、今月だけで2.61%下落しました。これは主要通貨中、日本円(-3.19%)に次ぐ下落幅です。BTCCのアナリストチームは「輸出依存度の高い韓国経済の特性上、関税政策に特に敏感に反応している」と分析しています。

(出典:ソウル外国為替市場)
トランプ大統領の関税政策が市場を揺るがす
ドナルド・トランプ米大統領は7月7日、李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領宛ての書簡で、8月1日から韓国製品に25%の関税を課すと表明。日本、EU、メキシコ、カナダなど主要貿易相手国にも同様の書簡を送付しました。一部の国では4月に発表された関税率よりも高い水準が提示されています。
FRBの利下げ遅れがドル高を加速
6月の米消費者物価指数(CPi)は前年同月比2.7%上昇し、2月以来の高い水準を記録。これを受け、9月のFRB利下げ確率は約47.1%に低下しています。さらに、トランプ大統領がジェローム・パウエルFRB議長の解任をほのめかす発言を繰り返していることも市場の変動性を高めています。

(出典:主要通貨の変動率比較)
専門家が予測する今後の為替動向
市場関係者の間では、8月1日の関税猶予期限前に為替レートが1,400ウォンを突破する可能性が議論されています。KB国民銀行のイ・ミンヒョクエコノミストは「8月の関税猶予期限が近づくにつれ不確実性が高まれば、1,400ウォンを上回る可能性がある」と指摘。下半期の為替レート範囲を1,330~1,420ウォンと予測しています。
一方、シンガポールを拠点とするBTCCのアナリストは「米国の期待インインフレ率と物価動向がドルの方向性を決定づけるだろう」とコメント。下半期の為替レート範囲を1,340~1,420ウォンと見ています。
ビットコインを含む資産間の相関関係
伝統的な金融資産が不安定さを増す中、ビットコインをはじめとする仮想通貨への注目も高まっています。CoinGlassのデータによると、ビットコインと韓国ウォンの相関関係は過去10年平均水準に近づいており、一部の投資家がヘッジ手段として仮想通貨を利用している可能性が示唆されます。
よくある質問
なぜ韓国ウォンはこれほど急落しているのですか?
主な要因は3つあります:(1)トランプ大統領の関税脅威、(2)米国の物価不安によるドル高、(3)韓国経済の輸出依存度の高さです。特に7月に入ってからは36.3ウォンも下落しています。
為替レートが1,400ウォンを超える可能性はありますか?
専門家の間では、8月1日の関税猶予期限前に1,400ウォンを突破する可能性が指摘されています。特にFRBの利下げが遅れる場合、さらにドル高・ウォン安が進む可能性があります。
ビットコインと伝統的資産の相関関係はどうなっていますか?
TradingVieWのデータによると、ビットコインと韓国ウォンの相関関係は過去10年平均に近づいています。これは市場の不確実性が高まる中、一部の投資家が代替資産として仮想通貨を選好しているためと考えられます。