ビットワイズ「ビットコインの4年周期説は『今回は違う』...来年は新たな最高値を更新する見込み」
仮想通貨運用会社ビットワイズ(Bitwise)のチーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)は、ビットコインの4年周期説について「今回は従来のパターンと異なる」との見解を示し、2025年に新たな最高値が更新されるとの予測を発表しました。同社の分析によれば、2026年までにビットコイン価格は12万6000ドル(約1800万円)に達する可能性があるとしています。
ビットコインの4年周期説とは?
ビットコインにはこれまで、価格が約4年ごとに大きな上昇サイクルを描く「4年周期説」が知られています。これはビットコインの半減期(マイニング報酬が半減するイベント)と相関があると考えられてきました。しかしビットワイズCIOは「今回は従来とは異なる市場環境が形成されている」と指摘します。
2025年に向けた価格予測
ビットワイズの分析では、ビットコインは2025年にかけて上昇を続け、12万6000ドルという新たな最高値を記録する見込みです。これは現在の価格から約30%上昇した水準となります。同社は「機関投資家の参入が加速していること」「米国での現物ETF承認の影響」「半減期後の需給バランスの変化」を主な要因として挙げています。
伝統的な周期パターンからの逸脱
2018年と2022年に観測されたビットコイン価格の動きは、従来の4年周期パターンと高い相関性を示していました。しかしビットワイズCIOは「2026年の市場環境はこれまでとは異なる」と強調。特に以下の点を指摘しています:
- 機関投資家の本格的な参入が市場構造を変化させている
- 規制環境の整備が進み、市場の成熟度が向上
- 伝統的な金融市場との連動性が低下
長期投資家へのアドバイス
ビットワイズCIOは「短期的な価格変動に一喜一憂するのではなく、長期的な視点でビットコインを評価すべき時期にある」と述べています。同社はビットコインを「デジタル時代の新たな価値保存手段」と位置付け、少なくとも2026年までの投資期間を推奨しています。
市場専門家の反応
一部のアナリストはビットワイズの予測について「楽観的すぎる」と懐疑的な見方を示す一方で、多くの市場関係者は「ビットコイン市場の構造変化」を認めています。特に米国SECによる現物ETF承認が市場に与えた影響は大きく、従来の周期パターンが適用できなくなっているとの見方が強まっています。
リスク要因について
ビットワイズは報告書の中で、以下のリスク要因にも言及しています:
- 規制環境の変化(特に米国以外の地域)
- マクロ経済環境の悪化
- 技術的な問題(ネットワークセキュリティなど)
同社は「これらのリスク要因を注視しながら、分散投資の重要性を再確認すべき」とアドバイスしています。
仮想通貨市場の今後
ビットワイズCIOは「2025年は仮想通貨市場にとって転換点となる」と予測。伝統的な4年周期に加え、以下の要素が市場に影響を与えると分析しています:
- 中央銀行デジタル通貨(CBDC)の進展
- DeFi市場の成熟
- NFT市場の再編
同氏は「ビットコインを中心とした仮想通貨市場は、新たな成長段階に入った」と総括しています。