【緊急警告】ブテリン氏がイーサリアム保有企業に警鐘—「過剰レバレッジは自殺行為」
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、ETHを大量保有する企業に対し過剰なレバレッジ戦略に厳しい警告を発した。市場の熱狂に踊らされるな—これが核心メッセージだ。
■ レバレッジ依存が招く「自己破壊サイクル」
DeFiエコシステムの成長と共に、機関投資家のレバレッジ使用が急増。ブテリン氏は「ETHを担保に借り入れを繰り返す戦略は、ボラティリティ下でシステム全体を脆弱化させる」と指摘。2022年のLUNAクラッシュを彷彿とさせる危険性を強調した。
■ 業界の反応:懐疑と擁護
あるヘッジファンドマネージャーは「伝統金融の100倍レバレッジに比べれば健全」と反論する一方、監査機関からは「仮想通貨担保の評価方法に根本的欠陥あり」との声も。結局のところ、レバレッジ規制を叫ぶ人々は—自分たちが規制対象から除外されることを期待しているのだ。
企業のETH保有、拡大する影響力
ビットコイン(BTC)に続き、イーサリアムを企業の準備資産として組み入れる動きが活発化している。
この流れは、ストラテジー社が主導したビットコインの企業保有戦略に触発されたものだ。
BitMine Immersion Technologies社やシャープリンク・ゲーミング社といった上場企業が積極的にイーサリアムの保有を進めている。
データプラットフォームStrategicETHReserve.xyzによると、これらの企業が保有するイーサリアムの総額は、117億7000万ドルから120億ドルに達する。
この規模は、イーサリアムの総供給量の1.6%以上に相当し、米国で承認された現物イーサリアムETFの保有量に匹敵する。
この戦略は、伝統的な株式市場を通じて投資家が間接的にイーサリアムにアクセスする手段を提供する。
こうした機関投資家からの需要の高まりも一因となり、イーサリアムの価格は2025年に入ってから160%以上高騰した。
4月には約1470ドルだった価格は、8月上旬には約3870ドルまで上昇している。
ブテリン氏の警告、過剰レバレッジは諸刃の剣
ブテリン氏はポッドキャスト番組Banklessに出演し、企業のイーサリアム保有がもたらす影響について見解を述べた。
同氏は、企業が準備資産としてイーサリアムを保有することで、仮想通貨を直接保有できない投資家のアクセスが向上する点を評価している。
この動きは、イーサリアムが主流の金融資産として正当性を獲得する上で重要な役割を果たすと、同氏はみている。
しかし、その一方で過剰なレバレッジを用いた保有戦略には強い懸念を示した。
ブテリン氏は、こうした戦略が過剰なレバレッジゲームに変質した場合、市場が下落した際に強制的な清算が連鎖し、イーサリアムのエコシステム全体を不安定にする恐れがあると警告する。
これは、過去に過剰な負債が引き金となった仮想通貨市場の崩壊を想起させる。
3年後、レバレッジを効かせた準備資産が引き起こした危機によって目を覚ますという仮説シナリオを提示し、システミックリスクへの警戒を促した。
アナリストも同様に、持続的な成長のためには、過去のサイクルの教訓を活かし、レバレッジの落とし穴を避けることが不可欠だと指摘している。
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