米ゲーム企業SharpLinkがイーサリアム財団から1万ETHを購入—メタバース戦略加速か
SharpLink Gamingがイーサリアム財団から10,000ETH(時価約3,500万ドル)を購入したと発表。同社の仮想通貨戦略が本格化する兆しだ。
【買い付けの背景】
取引は非公開で行われたが、SharpLinkがブロックチェーンゲームやNFT市場への参入を計画していることは周知の事実。今回の購入は「単なる資産運用以上の意図がある」(業界関係者)と見られている。
【市場の反応】
ETH価格はこのニュースで一時2%上昇。アナリストたちは「伝統企業の大規模な仮想通貨取得は機関投資家の関心を喚起する」と指摘する。一方で「ゲーム会社が仮想通貨で儲けようとするのは、本業が苦しい証拠」との懐疑的な見方も。
SharpLinkの次なる動向に注目が集まる中、仮想通貨市場は再び熱を帯び始めている。
戦略的コミットメントとステーキング活用
今回の取引について、SharpLinkのジョセフ・ルービン会長は「これは取引ではなく、長期的なビジョンへのコミットメントだ」と強調した。
同社は購入したETHをステーキングやリステーキングに活用し、流通供給量から除去することでイーサリアムエコシステムの健全性強化に寄与する計画を示している。
イーサリアム財団はスイスのツークに本拠を置き、イーサリアムプロトコルの開発と成長を支援する主要な管理組織として機能している。
今回の取引は、上場企業がイーサリアム財団から直接ETHを取得する初の事例となった。
企業戦略の転換と市場の反応
SharpLinkは元々オンラインゲームとスポーツベッティング分野でのマーケティング会社として事業を展開していたが、2025年6月から新しい仮想通貨中心の財務戦略に大幅転換した。
同社は現在21万5634ETHを保有し、時価総額は約5億5800万ドルに達している。
発表を受けて、SBET株価は7月11日の取引で17.15%上昇し21ドル65セントで終了した。
同社株は7日連続での上昇となり、過去2週間で114.78%の急騰を記録している。
同社は全保有ETHを100%ステーキングプロトコルに投入しており、6月2日の戦略開始以降、既に322ETHのステーキング報酬を獲得している。