【速報】アント・インターナショナルがサークル社と戦略的提携—USDC統合でデジタル金融革命加速へ
仮想通貨業界に激震が走った。アント・インターナショナルが安定コイン大手サークル社とUSDC統合で提携を発表—伝統金融がまだ規制議論で足踏みする中、デジタル資産インフラはまた1つ重要なピースが埋まった。
■ 流動性の新時代
この提携でアント・グループの1.2億ユーザーがUSDCをシームレスに利用可能に。サークル社の時価総額300億ドル規模のインフラと組み合わさり、アジア市場での安定コイン覇権争いに新局面が訪れる。
■ 銀行たちはまた後手
法定通貨ペグ型コインの需要が急拡大する中、伝統金融機関は「リスク管理」と称した消極的姿勢を継続。一方で暗号ネイティブ企業は実用段階へ—金融庁の審査が終わる前に市場は次のステージへ移行するだろう。
暗号冬と言われた時期を経て、今やインフラ戦争の様相を呈する業界。中央銀行デジタル通貨(CBDC)が官僚的な議論に終始する間に、民間主導のソリューションが再びリードを奪った格好だ。
GENIUS法の可決が提携を後押し
今回の提携は、米国のステーブルコイン規制強化が大きな推進力となった。
GENIUS法は、ステーブルコイン発行者に対して完全準備金の保有、月次監査、マネーロンダリング対策への準拠を義務付けている。
同法案の可決により、新しい仮想通貨(仮想通貨)市場の透明性向上と信頼性確立への期待が高まった。
サークル社は6月5日にニューヨーク証券取引所で株式公開を実施し、10億5000万ドルを調達している。
株価は公開価格31ドルから初日終値83ドルまで上昇し、現在は200ドル台で推移している。
GENIUS法では、ステーブルコイン発行者の許可制導入により、規制当局による監督体制が強化される。
非金融系の大手テクノロジー企業による直接発行は制限され、規制対象金融機関との提携が必要となる規定も含まれている。
市場拡大への戦略的意図
この提携により、サークル社は発行総額620億ドルに上るUSDCを、アント・グループの13億人のユーザーネットワークで利用可能にする。
モバイル決済サービスAlipayのユーザーや、HSBC、JPモルガン・チェース、スタンダードチャータード銀行などの提携金融機関が含まれる。
アント・インターナショナルは、規制準拠のステーブルコインを活用することで、従来の国際送金における7から10%の手数料を1%未満に削減し、決済時間も数日から数秒に短縮できるとしている。
同社のブロックチェーンプラットフォームは、多国籍企業向けの24時間365日リアルタイム決済サービスを提供する計画だ。
市場では、アント・インターナショナルが80億から240億ドルの企業価値でIPOを検討しているとの観測も浮上している。
同社の2024年の売上高は約30億ドルに達し、2年連続で調整後利益を計上している。
一方、中国政府は人民元連動ステーブルコインの推進を図っており、ドル連動型USDCの影響力拡大への警戒感も存在する。