グーグル、マスターカードも参入:AI決済「承認の委任」競争が本格化、x402月間289万件に回復
AIエージェント向け決済プロトコル「x402」の月間取引件数が2026年5月に289万件まで回復したが、その裏で業界全体の構造的な壁が浮き彫りとなった。現状の最大の課題は「承認の委任」であり、ウォレット側で毎回人間による確認(5~15秒)が必要な設計では、月間4,000~12,000時間もの摩擦コストが発生。0.01ドルのAPI課金に対し、確認の人件費が取引額を逆転する異常事態が起きている。これを受け、グーグルは「AP2」をFIDOアライアンスに寄贈し、価格上限・期間・行動範囲を定めた「マンデート」をAIエージェントに発行する仕組みを推進。マスターカードは改ざん耐性のある意図記録「Verifiable Intent」を、StripeとTempoは多数の少額決済を1回の承認で処理する「MPP」セッション機能を構築中だ。5月26日にローンチされたBase MCPは、AIエージェントが残高確認・送金・スワップ・x402決済を提案できる一方、書き込み操作には毎回ウォレット承認が必要で、「提案はできても自律的に支払えない」という現在の限界を露呈。AIエージェント市場の競争激化を背景に、実用的な信頼基盤の整備がスケールの鍵を握る。(PR:Triaカードでキャッシュバック率6%、コード:MWVJXJ6475)
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