ビットコイン保有層、全グループで売り超過に逆戻り──市場は膠着状態が続く
ビットコイン市場が再び警戒モードへ。主要保有層のすべてのグループで売り注文が買いを上回り、市場は明確な方向感を欠いた保ち合い相場が続いている。
保有規模別の動向
小口投資家から大口ホルダーまで、あらゆる層で净売却ポジションが確認された。これは短期的な調整なのか、それともより深い修正の始まりなのか──プロの間でも見解が分かれている。
伝統的な金融アナリストたちは相変わらず「ボラティリティの高さ」を理由に懐疑的な見方を示しているが、彼らが同じボラティリティを自国通貨では「流動性」と呼ぶのはいつもながらの皮肉だ。
- 先週の上昇後、保有量が1BTC未満のウォレットグループから1万BTC超のウォレットグループまで売り超過に戻った。
- アジアの取引時間にはここ数か月でビットコイン価格が約10%上昇した。一方、欧州の取引時間では10%以上下落した。
グラスノード(Glassnode)のウォレットグループ別の蓄積トレンドスコア(Accumulation Trend Score)では、すべてのウォレットグループが売りモードに戻り、ビットコイン(BTC)は売り超過になっていることが読み取れる。
この指標は、蓄積トレンドスコアを細分化して異なるウォレットグループの相対的な動きを示すもの。保有者(エンティティ)の規模および過去15日間に取得されたコインの量の両方に基づく残高規模の蓄積の相対的な強さを計測している。
このスコアが1に近い場合、そのグループがビットコインを蓄積していることを示し、0に近い値は売却していることを示す。取引所、マイナー、その他の同様のエンティティは計算対象外だ。
現在、1BTC未満のウォレットから1万BTC超を保有するウォレットまで、すべてのグループが売り超過となっている。これは先週の価格上昇後のデータであり、この局面では一部のクジラ、特に10~100BTCおよび1000~1万BTCのグループが買い超過だったが、その後は売り超過へ転じている。
ビットコインは、週末の11万5000ドル(約1668万円、1ドル145円換算)から上昇したアジアの取引時間の後、本記事執筆時点では11万7000ドル付近で推移している。Veloのデータによると、過去3か月間にアジアの取引時間ではビットコイン価格が一貫して約10%上昇している。それに対し、欧州の取引時間では反落する傾向があり、15日にもこれまでのところ同様の動きが見られる。さらに、EU市場ではビットコインが過去3か月で10%超下落している。
総じて市場は保ち合いの局面にあり、この傾向は9月いっぱい続く可能性が高い。現在のデータによれば、9月初旬に記録した10万7000ドルが底値となる可能性が依然として高いようだ。
|翻訳・編集:林理南
|画像:蓄積トレンドスコア(グラスノード)
|原文:Bitcoin Cohorts Return to Net Selling as Market Continues to Consolidate
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