豪中銀がホールセール型トークン化資産市場で画期的なユースケースを試行—次世代金融の幕開け
金融の未来がここに—豪中銀が機関向けトークン化資産市場で実証実験を開始。
ブロックチェーンが伝統的な金融システムを再構築する中、同銀は流動性・効率性の新基準を打ち立てようとしている。
【なぜこれが重要か】
トークン化資産市場は2025年までに5兆ドル規模に成長すると予想—銀行は遅れをとるまいと必死だ。
【皮肉を込めて】
「革新的」と謳う銀行の動き—本当のイノベーションか、それとも単なるバンドワゴン効果か?少なくとも株主総会では格好の話題になるだろう。
- オーストラリア準備銀行(RBA)は、業界関係者とともに、ホールセール型トークン化資産市場の発展について探る計画だ。
- 「プロジェクト・アカシア」では、ステーブルコイン、試験的なCBDC、銀行預金トークンを用いて、さまざまな資産クラスのトークン化に関する24のユースケースを実施する。
- このプロジェクトは、オーストラリア政府が仮想通貨を経済に統合するという計画が実行に移されていることを示すものだ。
オーストラリア準備銀行(RBA)は、業界関係者とともに、ホールセール型トークン化資産市場の発展を探る計画だ。
「プロジェクト・アカシア(Project Acacia)」では、ステーブルコイン、試験的なホールセール型中央銀行デジタル通貨(CBDC)、銀行預金トークンを用いて、債券やプライベート市場など、さまざまな資産クラスのトークン化に関する24のユースケースを試行する。
トークン化とは、債券や株式などの現実資産(RWA)を、ブロックチェーン上で売買・取引可能なトークンとして発行するプロセスを指し、取引プロセスの迅速化、コスト削減、透明性の向上を目指している。
RBAは7月10日、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)が参加者と他の選定された金融機関間のトークン化資産の取引テストを含むパイロットプロジェクトの効率化を図るために規制緩和を実施すると発表した。
ユースケースのテストのための試験的なホールセール型CBDCの発行は、ヘデラ(Hedera)やR3コルダ(R3 Corda)などのさまざまなブロックチェーンプラットフォーム上で行われる。
プロジェクト・アカシアには、ファイアブロックス(Fireblocks)、ノーザン・トラスト(Northern Trust)、そしてオーストラリアの銀行であるコモンウェルス銀行(COMmonwealth Bank)、オーストラリア・ニュージーランド銀行(Australia and New Zealand Banking Corporation)、ウエストパック銀行(Westpac Banking)などが参加している。
このプロジェクトは、オーストラリア政府が仮想通貨(仮想通貨)を経済に統合するという計画を実行に移しつつあることを示すものだ。
オーストラリア財務省は3月にホワイトペーパーを発表し、金融市場の効率化を図るために、現実資産のトークン化、そしてホールセールCBDCをどのように活用していく計画なのかを説明した。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Australia’s Central Bank to Explore DeveloPing Wholesale Tokenized Asset Markets