ビットポイントが「キャプテン翼」トークンTSUGT取扱い一部停止──流動性枯渇で緊急措置
日本の仮想通貨取引所ビットポイントが、人気アニメ『キャプテン翼』関連トークンTSUGTの取扱いを一部停止した。市場の流動性低下が直接的な原因だ。
■ 流動性危機が招いた取引制限
取引所側は声明で「市場環境を鑑みた苦渇の決断」と説明。特定の入出金機能を停止し、既存保有者への影響を最小限に抑える方針を示した。
■ アニメIPトークンの現実
今回の措置は、NFTブームに乗ったエンタメトークンが抱える根本的な課題を露呈。理論上の「需要」と実際の市場流動性の乖離に、早くも暗雲が立ち込めている。
金融庁の監視が強まる中、取引所はリスク管理を優先せざるを得ない状況だ。次の規制当局の動き次第では、同種トークンの取扱いがさらに縮小される可能性もある。
──結局のところ、アニメの熱狂は仮想通貨の現実を超えられなかったようだ。
SBIグループの仮想通貨(仮想通貨)取引所ビットポイントジャパンは6月16日、ブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』で利用されるTSUGT(ツバサガバナンストークン)の購入と入金を一時中止した。
ビットポイントは理由について、TSUGTのグローバル市場における流動性が低下し、顧客への安定したサービス提供に支障が生じる可能性があるためと説明している。サービスの再開日時は「未定」とある。
人気漫画を題材とした『キャプテン翼 -RIVALS-』は、日本オンラインゲーム協会の発表によると、2023年にユーザーが最もプレイしたブロックチェーンゲームに選ばれた。
2024年9月にはTELegram版、2025年1月にはLINE版がリリースされ、Telegram版は約800万人、LINE版はリリースから2週間で140万人のユーザーを突破し話題となった。
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TSUGTは、ゲーム内でのキャラクター育成に使用されるほか、保有者には限定NFTの配布といった特典が提供される。
同トークンは2023年11月にビットポイントへ国内初上場し、当時の最高値は約0.22ドル(約32円、1ドル=145円換算)を記録したが、現在は約0.001ドル付近で推移している。
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なお、保有するTSUGTの売却および外部への出金は引き続き可能で、海外仮想通貨取引所ではKucoinやGate.io、MEXCに上場している。
|文:栃山直樹
|画像:「キャプテン翼 -RIVALS-」オフィシャルサイトから(キャプチャ)