【イラン戦争】トランプ大統領、開戦3週間で「299兆円の追加戦費」要求…米国の武器庫が空に
2026年3月、米国とイランの間で勃発した軍事衝突からわずか3週間で、トランプ前大統領が追加戦費299兆円(約2.2兆ドル)の議会承認を要求。米軍の武器在庫が急速に減少している現状が明らかになった。専門家は「史上最速の戦費支出ペース」と指摘し、戦況の長期化を懸念している。
3週間で武器庫が底をつく異常事態
ワシントンポスト(WP)の報道によると、開戦から3週間で米軍は110兆円(約800億ドル)相当の兵器を消費。特に精密誘導兵器の消耗が激しく、現在の支出ペースは1日当たり約5兆円(約37億ドル)に達している。これは2022年ロシア・ウクライナ戦争時の6倍の速度だ。
国防総省関係者は「K-兵器システムの大量投入が在庫減少の主因」と説明。前線からの要請に応じて、通常の年間予算を上回る規模の兵器が日々送られている現状を明かした。
「戦費299兆円」の中身とは?
要求された追加予算2000億ドルの内訳:
- 新型戦闘機・ドローン調達:60兆円
- ミサイル・弾薬補充:80兆円
- 兵士の給与・装備費:45兆円
- 同盟国支援基金:35兆円
- サイバー戦能力強化:25兆円
- 医療・兵站支援:25兆円
- その他:25兆円
軍事アナリストのジェームズ・チェンバース氏は「この支出規模は冷戦期の年間国防予算を上回る異常値」と指摘。特に「1週間で中規模国家の年間軍事費に相当する金額が消えている」と危機感をあらわにした。
武器供給網の限界が露呈
国防産業関係者によると、主要兵器メーカーは既に3交代制の24時間生産体制に入ったが、需要に追いつかない状況。特に問題なのは半導体不足で、精密兵器の核心部品供給に遅れが生じている。
「戦争開始から18日間で、我々は過去6年分の対空ミサイル在庫を使い切った」と匿名の軍高官がWPに告白。兵器工場では新たな労働者を60%増員したが、生産ラインの拡張には最低3ヶ月を要するとの見方が支配的だ。
議会承認の行方は?
ホワイトハウスは追加予算の50%にあたる約1兆5000億円(約1124億ドル)を緊急支出権限で先行執行。しかし残額の承認を巡り、野党民主党が強硬な反対姿勢を示している。
下院軍事委員会のサラ・ウィルキンス委員長(民主党)は「無制限の小切手帳を大統領に渡すわけにはいかない」と主張。戦略目標の明確化と民間部門への影響調査を条件に挙げた。
一方、与党共和党のマーク・ソーンダース上院議員は「兵器庫が空になれば兵士の命が危ない」と早期承認を要求。3月25日までに暫定合意を目指す構えだ。
世界経済への波及効果
BTCCチーフアナリストのリー・チャン氏は「戦費拡大でドル相場が不安定化し、原油価格が1バレル150ドル台へ急騰する可能性」を指摘。特に「中東産油国との決済システムを巡る混乱が金融市場に連鎖反応を引き起こす」と警告した。
国際通貨基金(IMF)の試算では、戦争が3ヶ月継続した場合、世界経済成長率が1.2%押し下げられる見込み。エネルギー価格高騰と供給網混乱が主因だ。
歴史的な戦費支出の比較
主な近代戦争の初期3週間戦費(2026年価値換算):
- イラン戦争(2026年):299兆円
- ウクライナ戦争(2022年):28兆円
- イラク戦争(2003年):9兆円
- ベトナム戦争(1965年):3兆円
- 第二次大戦(1941年):1.5兆円
軍事史専門家のエリック・フォスター教授は「ドローン戦とサイバー戦の併用がコスト増の主因」と分析。従来戦争と比べ「1発のミサイルで数億円が消える」現代戦の経済的負担を浮き彫りにした。