2025年9月第4週に注目すべき3つのトークンロック解除:市場を揺るがす大規模放出が迫る
仮想通貨市場が緊張する瞬間が再来する。今週実施される大規模トークンロック解除が価格変動のトリガーとなる。
■ 3つの主要プロジェクトが一斉放出
BNBチェーンを中心とした主要プロジェクト3件が、合計数十億円規模のトークンを市場に解放。過去のロック解除事例では、直後の取引量が平均300%急増した実績がある。
■ 機関投資家の動向がカギ
FSAの規制強化が進む中、国内機関投資家の対応が注目の的。流動性増加による価格調整リスクと、新規参入機会の狭間で戦略的な動きが予想される。
■ 長期ホルダーによる利益確定圧力
ATH近辺でロックされていたトークンが解放されることで、初期投資家の利益確定売りが発生する可能性が高い。過去のパターンでは解放後72時間が最も変動率が大きい。
市場は「流動性の洪水」にどう反応するのか——中央銀行の量的緩和を彷彿とさせるこの現象が、今週の仮想通貨市場の運命を決める。(金融当局の監視の目が光る中、誰が一番賢く動くのか?)
1. パーティクルネットワーク(PARTI)
- アンロック日: 9月25日
- アンロック数: 1億8,278万PARTI(総供給の18.28%)
- 現在の流通供給: 2億3,300万PARTI
- 総供給: 10億PARTI
PARticle Networkは、ユニバーサルアカウント/ガス/流動性を通じてチェーン間のシームレスな相互運用性を実現する「チェーン抽象化」プロトコル。dApp単体の構築ではなく、複数チェーンにまたがる流動性とユーザーを統合するインフラチェーンとして機能する。
9月25日に1億8,278万PARTI(約2,917万ドル相当)をアンロック。これはリリース済み供給の78.44%に相当する。
内訳は、コミュニティ成長向けに9,000万PARTI、リザーブ5,000万、Binance HODLerエアドロップに3,000万を割当。さらにプライベートセールに678万、KOLラウンドに600万を充てる。
2. ジュピター(JUP)
- アンロック日: 9月28日
- アンロック数: 5,347万JUP(総供給の0.76%)
- 現在の流通供給: 31億1,000万JUP
- 総供給: 70億JUP
Jupiterは、Solana(SOL)上の主要DEXアグリゲーターで、最適価格と最小スリッページを目指してルーティングを最適化する。
9月28日に月次クリフに基づき5,347万JUP(約2,517万ドル相当)をアンロック。リリース済み供給の1.75%に当たる。
従来の方針通り、アンロック分は主にチーム(3,889万JUP)とMercurial関係者(1,458万JUP)に割り当てられる。
3. ニリオン(NIL)
- アンロック日: 9月24日
- アンロック数: 6,512万NIL(総供給の6.51%)
- 現在の流通供給: 1億9,500万NIL
- 総供給: 10億NIL
Nillionは「人類初のブラインドコンピュータ」を標榜する分散型ネットワーク。プライバシー強化技術(PETs)に特化し、安全な計算とストレージを提供する。機密AIトレーニング、暗号化DB、医療やDePiN等の分野でプライバシー保護アプリを可能にする。
9月24日に6,512万NIL(約2,121万ドル相当)をリリース。リリース済み供給の33.37%に相当する。
配分は、コミュニティ向け2,722万NIL、プロトコル開発(チーム)2,500万、エコシステム・研究開発向け1,290万。
このほか、今週はSahara AI(SAHARA)、Venom(VENOM)、AltLAYER(ALT)など複数プロジェクトでもトークンのロック解除が予定され、市場全体に影響を与える可能性がある。