ビットコイン価格、売り圧力10日で一服―買い手が優勢に転じるか
ビットコインが売り圧力から解放される兆候を見せている。ここ10日間続いた下落トレンドに歯止めがかかり、市場では買い手が優勢となる可能性が高まっている。
伝統的な金融市場が規制に縛られる中、デジタル資産は再びその機動性を証明しようとしている―結局のところ、ウォール街のスーツたちが書類仕事に追われている間にも、ビットコインは実際の仕事をこなしているのだ。
取引所フローが10日間の圧力を示す
取引所ネットフローは売り買いの圧力を測る指標のひとつである。正のネットフローは取引所への流入が増えていることを意味し、売り圧力の高まりを示す。一方、負のネットフロー(流出超過)はコインが取引所から引き出されていることを意味し、一般に買い意欲の強まりと解釈される。
直近では、ビットコインの流入が10日連続で続いている。8月24日には6775BTCに達し、数か月ぶりの高水準を記録。その後も流入は高止まりし、8月26日には4239BTCを超えた。

ただし10日ぶりに変化が見られた。本日はネットフローが-192BTCと小幅な流出超過に転じている。これは売り圧力がやや後退した兆しかもしれない。
執筆時点では買い手が主導権を握ろうとする動きも見えるが、まだ確定的ではない。再び流入が増えれば11日連続となり、売り優勢のストーリーが続くことになる。
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短期保有者NUPLに希望の光
注目すべきは短期保有者の動きである。155日未満の期間BTCを保有している投資家の損益状況は、NUPL(未実現利益/損失ネット)で測定される。

短期保有者のNUPLは、7月中旬の0.152から8月25日には0.012まで約90%低下し、3か月ぶりの低水準となった。その後0.026へ小幅回復したが、依然として底に近い。
歴史的には、このような水準に落ち込むたびに価格は反発してきた。6月5日、NUPLが0.04まで低下した際、BTCは10万1626ドルから11万ドル超へ上昇。6月22日には0.02で底打ちし、その後反発。8月2日にも0.05に達した後、11万2571ドルから12万3345ドルへ急騰した。
今回も同じ状況が見られる。パターンが繰り返されれば、再び上昇の引き金となる可能性がある。
注目すべきビットコイン価格水準
ビットコイン価格は現在、10万8600〜11万2300ドルの狭いレンジで推移している。これは売り買いの均衡を示すものだ。

もし売りが再び強まり、流入が11日連続に達すれば、BTCは10万8600ドルを割り込み、さらに下落する可能性がある。
一方、買いが本日の小幅流出を支え、NUPLの過去のパターン通りに動けば、最初の目標は11万2300ドル超の終値確定だ。そこを突破すれば、11万6500ドル、さらに11万8400ドルが次のターゲットとなり、上昇余地を広げる。
現在のBTCは、継続的な売り圧力と短期保有者NUPLという唯一の希望の兆しの間に挟まれている。もし流入連続記録が途切れれば、強気派に上昇のチャンスが訪れるが、そうでなければもう一段の下落が現実味を帯びる。