短期保有者が積極的な買いでビットコイン反発を示唆—機関投資家も注目する動き
ビットコインが短期保有者の積極的な買い注文によって反発基調を見せている。この動きは市場参加者の心理変化を示唆しており、機関投資家の注目も集め始めている。
短期トレーダーの動向が市場をリード
従来の「バイ・アンド・ホールド」戦略とは異なり、短期保有者が積極的にポジションを積み増す動きが目立つ。市場アナリストは「短期指標の改善が迅速な資金流入を引き起こしている」と指摘。伝統的な金融機関がまだリスク管理に悩む中、仮想通貨ネイティブな投資家が機動的に動いている構図だ。
機関投資家の参入が相場を下支え
機関投資家向けの取引プラットフォームでは取引量が増加傾向にあり、大口注文の執行が活発化。伝統的な市場アナリストは「ボラティリティの高さ」を問題視するが、実際の資金流れはその懸念を上回る勢いを見せている。金融庁(FSA)の規制動向に注目が集まる中、市場は独自のペースで値を切り上げている。
市場センチメントの転換点か
短期指標の改善に加え、テクニカル面でも支持線を堅守。伝統的な金融市場が中央銀行の政策発言に一喜一憂する様子は、もはや時代遅れに見える—少なくとも仮想通貨業界の関係者にとっては。最終的には、実際の資金の流れがすべてを物語るのだ。
短期保有者が依然として押し目買い
過去155日以内にBTCを取得した短期保有者は、価格下落の中でも買い増しを続けている。このグループの保有量は現在250万3798BTCと、7日前の246万514BTCから増加した。
すなわち、12万3000ドルから11万2000ドルへの急落局面で4万3000BTC以上を蓄積したことになる。短期保有者の供給量は約3か月ぶりの高水準に達している。

この動きは6月初旬にも見られた。当時、BTC価格が10万5900ドルから10万4700ドルに下落した際、短期保有者は227万5000BTCから228万7000BTCへと増やし、その後11万ドルまでの反発につながった。
下落局面で新規保有者が積極的に買い増す姿勢は、短期的な反発への自信を反映している。
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損失を出しつつも購入を続ける
同時に短期保有者は、損失を抱えながらも買い増す姿勢を示している。反発を見込まない限り、こうした行動は通常みられない。
短期保有者の支出出力利益率(SOPR)は8月18日に1か月ぶりの低水準を記録。これは取得価格を下回る水準で売却していることを意味する。本稿執筆時点でもSOPRは1を下回っている。
SOPRは売却価格と購入価格を比較する指標であり、短期保有者の値が1.0を下回ると、平均的に損失を確定していることを示す。

この指標はしばしば底打ちのサインとされる。実際、8月初旬にSOPRが1.00から0.99へ下落した際、BTCは11万4000ドルから12万3000ドル近くまで反転した。当時の売りは短期保有者の「降伏」を示し、その後の上昇局面のきっかけとなった。
一部が損失を出しているにもかかわらず、短期保有者の全体供給量は増加している。この組み合わせはパニック売りではなく、センチメントの変化を表している。
ビットコイン価格回復の鍵は1つのレベルにあり
BTC価格は依然として重いが、反発の可能性が浮上している。本日11万3600ドルまでわずかに戻したものの、直近24時間では1.3%下落。最も近い下値支持は11万1900ドル付近にあり、この水準を保てれば反発基調に転じる可能性がある。

上値抵抗は11万4600ドル、その後は11万6715ドルと11万8197ドルにある。特に11万8200ドルを明確に突破すれば、強気相場への復帰が確認できるだろう。
過去にも短期供給の増加とネガティブなSOPRが同時に観測された際、BTCは局所的な底を打ち、その後数日で1万ドル以上の反発につながった。
今回も同じパターンが繰り返されれば、BTCは再上昇に向けて準備が整いつつある。ただし、11万1900ドルを割り込めば、強気シナリオは無効となり、さらなる下落リスクが強まる。