【速報】リップル、豪決済企業買収で戦略拡大へ XRP個人資金流入が継続的成長を後押し
リップル(Ripple)がオーストラリアの決済企業買収に向けた最終交渉に入ったことが明らかになった。この動きは同社の国際決済ネットワーク強化を目的とした戦略的一環と見られ、XRPの個人投資家からの資金流入が過去3週間連続で増加基調を維持している。専門家は「企業買収と個人投資の相乗効果がXRPの実需基盤を強化する」と指摘している。
リップル、豪州認可でAPAC事業を拡大
同社の発表によれば、この買収提案は標準的な手続き完了をもって成立する予定。リップルがAFSLを取得すれば、規制下の決済サービスをオーストラリアの銀行やフィンテック企業、法人に提供できるようになる。
「オーストラリアはリップルにとって重要な市場であり、AFSLの取得はアジア太平洋全域でRipple Paymentsの拡大を後押しする。ブロックチェーン技術やデジタル資産を活用し、顧客がグローバルに価値をより迅速、透明、確実に移動できるよう支援している。デジタル資産インフラの次の成長段階を支えるため、規制当局との緊密な連携を続けていく」リップルのアジア太平洋マネージングディレクター、フィオナ・マレー氏談。
同社はすでに、Hai Ha Money Transfer、Stables、Caleb & Brown、Flash Payments、Independent Reserveなど複数のオーストラリア顧客と取引している。2025年にはAPAC地域での決済取引高がほぼ倍増するなど、強い需要が示された。
リップルはオーストラリア準備銀行やDigital Finance Cooperative Research Centreが主導するProject Acaciaなど、現地の規制プロジェクトにも参画している。
Exciting milestone for @Ripple in Australia! 🇦🇺
Ripple is obtaining an Australian Financial Services License (AFSL). As we continue to bridge TradFi with the next gen of digital infrastructure, regulatory compliance remains the foundation of everything we build:… pic.twitter.com/JNF1iQSyG7
グローバルではリップルは75超の規制ライセンスを保有している。同社は、Ripple Paymentsがこれまで取引を処理した国・地域が60超、取引総額は1000億ドルを超えると強調している。
XRP ETFに個人投資家の需要傾向
リップルの事業拡大と並行し、XRPは個人投資家間での人気を高めている。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)ETFが大口投資家資金を集めるのに対し、XRPETFは個人主体の需要が一段と強い。
仮想通貨ETFの最新データは、XRP ETFと他のファンドとの違いを示している。ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによれば、2025年12月31日時点でXRP ETFの運用資産残高は13億4200万ドルで、機関投資家(Form 13F提出者)が保有する割合は15.9%にとどまる。一方、ビットコインやイーサリアムのETFでは機関投資家の参加比率がより高い。
「XRP ETFは大幅な価格下落にもかかわらず、実はかなり堅調に推移している」ブルームバーグ・インテリジェンスのシニアリサーチアナリスト、ジェームズ・セイファート氏指摘。「この買い手・保有者は誰かといえば、その大半は13Fを提出せず、詳細は分からない……XRP ETFは個人投資家の需要が主導」
2025年12月31日時点で、13F提出者たちによるXRP保有額合計は2億1340万ドル。最大保有者はゴールドマン・サックス・グループで1億5380万ドル(8360万XRP)、次いでミレニアム・マネジメントの2300万ドル(1250万XRP)、3位はローガン・ストーン・キャピタルで530万ドル(290万XRP)だった。
一方、オンチェーン取引所データからもXRPの個人需要がうかがえる。バイナンスにおけるXRP出金取引件数はここ数日で数回急増し、オンチェーンアナリストのDarkfost氏によれば3月6日には1万4000件超に達した。
XRP出金が急増する現象は、保有者がトークンをプライベートウォレットへ移していることを示し、これは蓄積と売却圧力の低下を意味する。一般的に強気なサインと見なされる動向。
「この現象はXRP ETFへの関心の高まりという文脈でも生じている」Darkfost氏指摘。「この傾向が続けば、アルトコイン市場の資金が選別的かつ限定的な銘柄に集中する中、XRPは流動性の一部を引き寄せ続ける可能性がある」
2つの路線、1つのトークン
リップルの機関投資家向け事業拡大とXRPの個人投資家需要は並行して進むが、現時点で両者は独立した動き。機関はリップルの法令遵守枠組みや取引スピード、越境決済能力に惹かれて取引。一方、個人投資家はXRPのETFや価格そのものに反応している。
焦点は、これらの勢力が将来的に収束するかどうか。リップルの決済ネットワーク拡大がXRPを通じて実需に結びつけば、個人保有者にも投機を超えた新たな価値根拠をもたらす可能性。
ただし現時点では、機関投資家向けの動きはリップルのプラットフォームに関するものであり、個人投資家向けの話題はXRPの市場に関する内容である。いずれもプラス材料だが、その理由と対象は異なる。