ブロック社、共同創業者ジャック・ドーシー主導で従業員4,000人超を削減―デジタル金融の未来に賭ける大胆なリストラ
デジタル決済大手が人員構成を大胆に刷新。共同創業者ジャック・ドーシー率いるブロック社が、4,000人を超える従業員の削減を断行した。伝統的な金融機関がレガシーシステムの維持に汲々とする中、仮想通貨とブロックチェーン技術への集中投資を鮮明にする動きだ。
効率化への過激なシフト
「ビットコイン・マキシマリスト」として知られるドーシーの指揮下、同社はコア事業へのリソース集中を宣言。従来の銀行業務モデルを迂回し、分散型金融(DeFi)とWeb3インフラ構築に全勢力を注ぐ構えを見せている。市場アナリストは「これは単なるコスト削減ではなく、金融の再構築への賭けだ」と指摘する。
数字が物語る決断
削減規模は4,000人を優に超える。伝統的金融セクターが規制の海を漕ぎながら四半期ごとの収益にしがみつく一方で、ブロック社は長期的なパラダイムシフトに資本と人材を再配置。あるベンチャーキャピタリストは「彼らは次の10年ではなく、次の50年の棋譜を読んでいる」と評価する。
暗号冬を越えての布石
市場のボラティリティにもかかわらず、基盤技術への投資を加速させる姿勢は変わらない。スマートコントラクト、分散型ID、クロスチェーン決済ソリューションの開発チームは強化される見込みだ。「銀行業務の未来は、古い免許証の上に築かれるのではなく、オープンなプロトコルの上に構築される」と内部関係者は語る。
金融界への一石
この動きは、従来型金融機関に対し、デジタル変革の本質が単なる「アプリの更新」ではなく、組織のDNAそのものの書き換えであることを突き付けた格好だ。あるウォール街のアナリストは皮肉を込めて「ようやく銀行も、自分たちのビジネスモデルがブロックチェーンによって『仲介排除』される可能性に気づき始めたようだ。次は役員報酬のスマートコントラクト化かな?」とコメントしている。
リストラの痛みを伴うこの決断は、単なる経費削減を超えたメッセージを市場に送っている。すなわち、金融の次世代インフラは、増築や改修ではなく、ゼロからの設計によってのみ実現されるという確信だ。ドーシーとブロック社の賭けが当たるかどうかは、彼らが築くコードの堅牢さと、古い秩序がどれだけしぶとく抵抗するかにかかっている。
AI活用の解雇が続く
ドーシー氏は従業員向けのメッセージで、今回の決断について「会社の歴史の中で最も難しい判断の一つ」と表現した。同氏は、解雇の理由が財政的な困難ではないとし、粗利益は引き続き増加しており、収益性も改善していると述べた。
同氏はその理由として、インテリジェンス・ツールの急速な進化と、より小規模でフラットなチームへの移行を挙げた。
we're making @blocks smaller today. here's my note to the company.
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today we're making one of the hardest decisions in the hiStory of our company: we're reducing our organization by nearly half, from over 10,000 people to just under 6,000. that means over 4,000 of you are…
対象となる従業員には20週間分の給与に加え、勤続年ごとに追加で1週分の給与が支給される。
さらに、5月末までの株式付与、半年間の医療保険、業務用デバイス、移行支援として5,000ドルが支給される。国際的な条件は各国の法令により異なる。
ドーシー氏は、段階的な削減ではなく即時実施を選んだと説明した。同氏は、繰り返しの解雇が士気と信頼を損なうと主張した。
ブロック(旧スクエア)は、加盟店向け決済システムや個人間送金サービス「キャッシュアプリ」を運営している。
キャッシュアプリではビットコインの売買が可能。会社はビットコインをバランスシートに保有し、セルフカストディツールやマイニング事業にも投資している。
ドーシー氏は、ブロックをビットコイン開発と強く連携させる方針としている。
以前、ドーシー氏は2006年にツイッターを共同創業し、2度CEOを務めた。2021年11月に退任した。
2022年10月にはイーロン氏がツイッターを買収し、後にXと名称を変更した。この際、ドーシー氏は同買収を公に支持した。
この再編は、ドーシー氏がインテリジェンスを中核とした小規模チーム体制へ転換する、ブロックの大きな節目となる。