ビットコイン急落、数日で26億ドルの資金流出 ー 下落トレンド入りの懸念が現実に?
仮想通貨市場が再び激震に見舞われた。主要銘柄が一斉に売り込まれ、特にビットコインの急落が市場全体の不安を増幅させている。
短期間での巨額流出
わずか数日の間に、市場から26億ドルもの資金が流出した計算だ。これは単なる調整以上の動きを示唆しており、一部の大口投資家がリスク回避モードに切り替えた可能性が高い。流動性が急速に薄れる中、売り注文が買い注文を圧倒する典型的な下落相場の構図が浮かび上がる。
技術的な転換点
チャート分析では、重要な支持線を割り込んだことで、短期的なトレンド転換が確認された格好だ。過去のパターンから見ても、この水準を失うとさらに下落が加速するケースが多く、警戒感が市場を覆っている。伝統的な金融アナリストたちは、早くも「やはりね」という顔をしているが、彼らのポートフォリオが株式市場のボラティリティで傷ついていることは内緒だ。
先行きの不透明感
今回の動きは、マクロ経済の懸念や規制環境の不確実性と相まって、市場心理を冷やしている。ただし、仮想通貨市場の歴史は常に劇的な回復で彩られてきたことも事実。現在の弱気材料が、次なる上昇のための土台形成になる可能性も捨てきれない。短期的な痛みはあっても、長期的なデジタル資産への移行という根本的なトレンドは変わっていない。
市場は深呼吸を求めているのかもしれない。あるいは、単に伝統金融界が理解できないスピードで、新たな均衡点を探っているだけだ。結局のところ、26億ドルの流出は、次の26億ドルの流入がどこから来るのかを考えさせるための、高額な授業料なのかもしれない。
FOMC後にビットコイン急落、複合的要因が重なる
仮想通貨デリバティブ分析サイトのコイングラスによると、ビットコインからの資金流出額は25億6000万ドルに達した。価格は1月末に9万ドル台から急落し、週明けの2月2日には7万7000ドル台まで下落した。
悪材料が重なった。AI関連銘柄の株価下落懸念に加え、トランプ大統領が次期FRB議長にタカ派志向のケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名したことで、金融引き締め政策の長期化への警戒感が台頭した。
仮想通貨分析メディアCryptoEQは「ウォーシュ氏は伝統的金融畑の人物であり、デジタル資産に対しては慎重なアプローチが予想される」と指摘している。
Trump picks Kevin Warsh as next Fed Chair
Key takeaways for crypto:
▫️Former Fed Governor (2006-2011), survived '08 crisis
▫️Recently shifted DOVISH (wants rate cuts despite hawkish hiStory)
▫️Criticized Powell for being too slow, wants "regime change" at Fed
▫️Argues…
また、ロイターによれば、カイコのシニアリサーチアナリスト、アダム・マッカーシー氏は市場参加者が行動様式の再評価を迫られていると分析する。
テクニカル分析、下落トレンド再開の兆候
ビットコインは昨年11月の安値を下回り、下落トレンド再開の兆候が見られる。日足チャートでは重要なサポートラインを割り込んでおり、8万5000ドルから8万7000ドルの水準が戻りの目安として意識されている。
イーサリアムの下落はさらに深刻である。価格は3000ドル付近から一時30%下落し、40万円のサポートラインを割り込んだ。アルトコイン全般でも20%から40%の下落を記録した銘柄が多く、ボラティリティが極めて高い。週足チャートではヘッド・アンド・ショルダーのネックラインに到達しており、ブレイクした場合は上昇相場への転換が困難になる。
仮想通貨関連株も下落、リスクオフ継続か
仮想通貨の価格下落は関連株にも波及した。米株式市場の時間外取引では、コインベースが3.53%安、マイクロストラテジーが7.53%安となった。
市場では当面、リスクオフ姿勢が継続するとの見方が強まっており、今週の米雇用統計の結果次第では一段の調整が避けられない可能性がある。