ビットコイン8万ドル割れで新規買い急増 - 底値狩りの好機か?
ビットコインが8万ドルの心理的抵抗線を突破。下落は新規投資家の参入を加速させた。
下落が買いシグナルに
主要取引所のデータは、価格下落と新規口座開設数が明確に連動していることを示している。経験豊富なトレーダーは「8万ドル割れ」を長期的なアキュムレーション(蓄積)フェーズの始まりと見做し、小口投資家は「底値買い」の機会と捉えている。市場は一時的な調整と本格的な下落の境界線上で揺れている。
機関投資家の動向に注目
真の転換点は、大手機関投資家の動向にかかっている。彼らがこの水準で本格的な買いを入れ始めれば、下落は短命に終わる可能性が高い。一方、流出が続けば、さらなる下押し圧力となる。伝統的な金融アナリストたちは、相場が「感情」ではなく「ファンダメンタルズ」で動くべきだと主張するが、仮想通貨市場ではその区別が常に曖昧だ。
結局のところ、ウォール街の専門家が「バブル」と叫ぶときほど、次の上昇が近いのかもしれない。
ビットコイン8万ドル割れも金を上回る
ゴールドは週末にかけて大幅な売りに見舞われた。木曜から金曜にかけて約10%急落した。この間、ビットコインの下落幅は約5.6%にとどまった。この対照的な動きが、市場不安時の投資家の志向変化を浮き彫りにしている。
ゴールドは従来インフレヘッジとされてきたが、ビットコインは足元でこれを上回る耐性を示した。下げ幅が限定されたのは、BTCの需要厚みを裏付けている。
投資家の資金の流れにはこの志向転換が表れており、昨今のボラティリティ下ではゴールドよりビットコインに資金が向かう傾向。
オンチェーンデータもこの傾向を裏付けている。ビットコインのネットワークでは過去24時間で新規アドレス数が急増。約33万5772件が新規作成され、2カ月ぶりの高水準となった。これは2025年11月以来最大の1日増加だった。
この急増はビットコイン価格が8万1000ドル台まで落ち込む中で発生した。新規参加者がこの下落局面を好機と捉えた可能性が高い。
新規アドレスの増加は、普及拡大や関心再燃の兆しであることが多い。こうした資金流入は需要を下支えし、調整局面における安定性の確保につながる。
ビットコイン下落継続の可能性
ビットコインは本稿執筆時点で7万8000ドル近辺で推移している。直近では広がり型の上昇ウェッジを下抜けた。この下落パターンにより、12.6%下落し、7万5850ドル付近まで落ち込むシナリオが示唆されてきた。
7万2503ドルのサポートを割り込んだことで売り圧力が強まった。この下抜けで短期的な下落優勢が確定したが、この水準を再び回復できればセンチメントは転換する可能性がある。オンチェーン指標の改善や新規アドレス増加も、安定化の期待を高めている。
より力強い反騰には8万7210ドルのサポート奪回が不可欠。これを達成すれば買い手の信頼回復につながり、直近損失も取り戻せる。ただし、下落トレンドが続く場合、下値リスクが残る。
現水準を維持できなければ、ビットコインは7万8763ドル付近への下落が想定される。ここを失うと7万5895ドルまで下げ、上昇傾向シナリオは無効となる。