ビットコインETFとは？どこで買える？今後の見通し・将来性を徹底解説
ビットコインETFとはビットコインの価格の動きに連動している金融商品です。
株式市場を通じてビットコインに投資ができるので、投資家は直接ビットコインを保有、管理する必要がないことから仮想通貨の盗難や紛失などのトラブルに遭わずに済むなどのメリットがあります。
ETFのポートフォリオにビットコインの現物やBTC関連のデリバティブ商品を含めることでビットコインの価格を追跡するので、まさにETFを購入するだけでお手軽にビットコインに投資ができます。
ここではビットコインETFとはどのようなものか、買い方や今後の価格の見通し、将来性などを解説します。
ビットコインETFを検討している方は、下記のボダンでチェックしてください。
| 目次 |
ビットコインETFとは？仕組み
ETFとは取引所などで上場している投資信託のことであり、ビットコインETFとは数多くあるETFの種類の一つです。
ビットコインの価格に連動するので、BTCの価格が上昇すればそれに連動してETFの価格も上昇するので、ビットコインに投資をするのと同等の効果が得られます。
投資家はETFを購入することでビットコインや仮想通貨に関連した株式、債権、通貨、などの金融派生商品に投資をすることになります。
実際にビットコインを購入、管理、運用するのはETFの運用会社になるので、投資家としては運用のプロに仮想通貨の管理を任せられるメリットがあります。
ビットコインETFはビットコインの価格に連動するようにポートフォリオが組まれているETFですので、他の株や債権などと組み合わせることでリスク分散を行うことも可能です。
そんなビットコインETFですが、日本ではどこで購入できるのでしょうか？
一般的なETFは日本の証券会社などで売買できるのですが、ビットコインETFは上場しているのでしょうか？
ビットコインETFの買い方に関する最新の情報を以下で解説します。
ビットコインETFを検討している方は、下記のボダンでチェックしてください。
ビットコインETFは日本で購入できない？
2025年７月現在、ビットコインETFは日本の取引所には上場していないので購入できないです。
現時点で取引されているビットコインETFは海外で上場している銘柄です。
海外では米国、カナダ、香港、オーストラリア、欧州などでビットコインETFやETPの取引がされています。
日本の場合、ビットコインETFは未承認であるので上場しておらず、購入ができません。
金融庁では規制改正を検討しているとのことですが、今後規制が緩和されるとして日本ではどんなに早くてもビットコインETFが上場できるようになるのは2026年以降になる見込みが高く、年内での上場は困難でしょう。
ビットコインETFが上場できない原因
ビットコインETFが承認されず、上場できない背景には日本の規制の壁があります。
金融商品取引法により日本では仮想通貨の取引が厳しく規制されており、税制など面からもビットコインETFには様々な規制上の課題があります。
特に税制面での課題が大きく、仮想通貨の利益は本来であれば雑所得扱いで最大税率は55％ですが、ETFが承認されれば譲渡所得の区分になるので税率が約20％まで下がる可能性があります。
以上のような税制の変更が大きな議論を呼んでおり、ビットコインETFの承認を阻んでおります。
なにより金融庁は過去の仮想通貨の漏洩事件などを重く受け止めているようで、ビットコインETFの承認に慎重になっております。
海外ではビットコインETFの承認が進む中で、日本は規制や税制などの面よりビットコインETFの承認に遅れが生じている現状です。
ビットコインETFの代替手段
日本でビットコインETFが未承認である以上、2025年以内に日本国内でビットコインETFに投資できる可能性は低いです。
ではビットコインに投資をしたい場合、どうすれば良いのでしょう？
以下ではビットコインETFの代替となるビットコインへの投資方法を解説します。
ビットコインの現物取引
ビットコインの現物取引で直接購入をすれば、ビットコインへ投資ができます。
日本国内にはbitFlyerやCoincheck、GMOコイン、などの仮想通貨の取引所があります。
これらの仮想通貨取引所の口座を開設し、取引所で購入すればビットコインやその他の仮想通貨などに投資ができます。
直接保有といっても取引所の口座に仮想通貨を預けたままにすれば自身のウォレットに保管する必要はないです。
購入したビットコインはいつでも取引所で売却できるので、値上がりしたタイミングで売却すれば利益が出るでしょう。
ビットコインFXに対応している取引所であればレバレッジを設定することで通常以上の利益を狙うことも可能です。
現物保有の場合、ETFではないので仮想通貨の利益は雑所得の税率が適用されることに注意が必要です。
ビットコイン関連銘柄に投資
ビットコインやその他の仮想通貨に関連している企業の銘柄に投資をすることで、間接的にビットコインに投資することが可能です。
例えば日本の大手取引所であるCoincheckはマネックスグループの傘下企業ですので、マネックスグループの株を購入すれば間接的にCoincheckに投資をすることになります。
他にもメタプラネットのようなビットコインを財務準備資産として扱う企業の株に投資をすれば、間接的にビットコインへの投資が可能です。
メタプラネットの株価は以下の画像のように、近年は非常に伸びが良く、ビットコインのような上昇率です。
（画像出典：investing）
2025年4月に300円台だったメタプラネットの株価は7月現在は1300円台まで上昇し、わずか3ヶ月で4倍以上の高騰をしております。
企業の銘柄なので会社の業績が良ければビットコイン以上の値上がりをする可能性もあるので、関連企業への投資はビットコイン投資にはないメリットがあります。
日本ではビットコインETFへの投資はできませんが、関連している銘柄に投資することでETFの代わりを見つけられます。
ビットコインETFを検討している方は、下記のボダンでチェックしてください。
ビットコインETFはどこで買える？
ビットコインETFは海外の市場には上場しているので、海外に居住のある方なら購入可能です。
ただし日本居住の方の場合は、海外のビットコインETFの直接購入ができない点に注意してください。
海外のビットコインETFというとBlackRockのiShares Bitcoin Trustなどが有名です。
ビットコインETFは海外の市場には上場していますが日本では未承認である以上、日本からではどうしても直接購入できないので、現状では投資をする場合はビットコインの直接購入がおすすめです。
ビットコインETFの今後の見通しと将来性
ビットコインETFは現状では承認がない以上、日本国内での購入は今後もできないです。
業界ではビットコインETFを後押しする動きも一部ではありますが、それでも2026年までに国内でビットコインETFが取引できるようになる可能性は低いです。
そんなビットコインETFですが、果たして将来性はあるのでしょうか？
以下ではビットコインETFの今後の見通しと将来性を解説します。
機関投資家の参入で取引の拡大
2024年に米国でETFが承認されて以降、海外ではビットコインETFの取引量が拡大されています。
それ以降よりビットコインの価格は急上昇するようになり、2024年にビットコインの価格は1000万を超えるほどの急成長をしているので、ビットコインETFの承認は仮想通貨業界にとってポジティブな影響をもたらしています。
ビットコインの価格上昇の背景には、ETFが承認されることでブラックロックやフィデリティなどの機関投資家が参入し、ビットコインの取引が今まで以上に拡大したことが要因の一つとして挙げられます。
今まではビットコインの取引は主に個人であり、金額も少額でした。
しかし機関投資家が参入することで従来以上の巨額の金額がビットコインに流れるようになり、結果としてビットコインの価格を押し上げています。
今後、ビットコインETFの取引が活発になり、投資が増えていけばますます機関投資家の参入が増え、ビットコインの価格も上昇する可能性が高いです。
日本でビットコインETFが承認されればますます巨額の資金が流入し、さらなるビットコインの価格を押し上げるでしょう。
現在、日本のビットコインETFは未承認ですが、それは安くビットコインを買えるチャンスでもあります。
今のうちにビットコインを安く購入しておけば将来日本でビットコインETFが承認され、機関投資家による大量の購入がきっかけでビットコインの価格が上昇したときに高く売却して稼げる可能性があります。
日本でビットコインETFが承認される時期の見通し
日本の金融庁はビットコインETFに慎重な態度ですが、仮想通貨の金融商品化の検討はしています。
2025年以内の承認は難しいですが、2026年から2027年までにビットコインETFが承認される可能性には現実味があります。
重要なのは、ビットコインETFの利益を譲渡所得に変更できるか否かであり、この議論が進展すれば日本でビットコインETFが承認される可能性が高くなります。
海外でのビットコインETFの見通し
海外のビットコインETFの動きは日本以上に早く、米国ではトランプ政権が暗号資産に親和的なスタンスであることから今後ますますビットコインの取引がしやすい規制環境になる可能性があります。
香港やオーストラリアではビットコインETFの上場が進んでおり、ドイツでは機関投資家が関心を示すなど、ますます大口の投資家がビットコイン市場に参入しやすい環境が整っております。
今後、海外でビットコインETFの取引が活発になれば機関投資家からの資金の流入が増えることでさらにビットコインの価格が上昇する可能性が高いです。
ビットコインが過去最高値を継続して更新
ビットコインの価格は現在、上昇し続けており、このような上昇率の高さがビットコインETFの将来性を明るくしております。
ビットコインの価格は今後とも上昇する可能性が極めて高いです。
以下はビットコインの日足のチャートに移動平均線を表示したものですが、上昇カーブを描いており、勢いのある上昇が発生していることがわかります。
（画像出典：investing）
2024年1月には500万円台だったビットコインの価格は、2025年現在では1700万円と3倍以上の上昇をしております。
既にかなり高額の状態ですが、今後ビットコインETFの日本での承認などがあれば機関投資家によるさらなる資金の流入が起こり、価格が上昇する可能性があります。
今後のビットコインの価格ですが、現在のようなペースで上昇をするなら2025年末には2000万円を超えるかもしれません。
2030年には100万ドル、日本円で1億円になる可能性も十分にあります。
ビットコインが今後、価格を上昇させればビットコインETFの需要が増加し、ETFが購入されることでさらにビットコインの価格が上昇するでしょう。
ビットコインETFの上場はビットコインの価値を高める効果があるので、ETFの取引がある限りビットコインの将来は安泰です。
新しい金融商品の登場
ビットコインETFのような金融商品が登場することで、今後従来にはないような新しい金融商品が登場する可能性があります。
実際、すでにNEOS Bitcoin High Income ETFのような新しいタイプの金融商品が登場しているほどです。
NEOS Bitcoin High Income ETFはオプション取引を利用したビットコインのETFで、その主な特徴はビットコインの価格に連動する高配当なETFです。
ビットコインといえば本来インカムゲインのない仮想通貨ですが、NEOS Bitcoin High Income ETFならば配当収入を得ることができます。
ビットコインETFがもたらす影響はビットコイン価格の上昇だけでなく、新しい金融商品の登場などの効果もあり、その結果として将来的には従来にない資産運用ができるようになるでしょう。
ビットコインETFを検討している方は、下記のボダンでチェックしてください。
ビットコインETFのリスクと今後の課題
ビットコインETFの登場により今後ビットコインの価格はますます上昇する可能性がありますが、同時に価格が暴落するなどのリスクや課題も存在します。
以下ではビットコインETFのリスクやデメリットを解説します。
ボラティリティの大きさ
ビットコインは非常にボラティリティが大きい仮想通貨であり、突然高騰することもあれば暴落することもあります。
過去には最大80％以上の暴落を記録したこともあり、依然として価格が不安定で通貨としては使用しにくいというデメリットがあります。
ビットコインETFはビットコインの価格と連動するので、このボラティリティの影響を受けるリスクがあります。
価格が上昇している時は問題ありませんが、ビットコインの価格が暴落するとETFに投資をした人はかなり大きな損失を被る恐れがあります。
現時点ではビットコインETFの直接購入は不可
ビットコインETFの将来性は非常に明るいのですが、現状では日本人によるビットコインETFの直接購入はできず、その恩恵は受けられないです。
米国などのビットコインETFが上場している海外在住の投資家ならば取引が可能ですが、日本が居住地である以上はビットコインへ投資するには現物保有する必要があります。
ビットコインの価格が上昇している昨今、現物取引でも問題なく運用益は出るでしょうが、雑所得扱いになるので税率が高くなるなどのデメリットが現物保有にはあります。
ビットコインETFを検討している方は、下記のボダンでチェックしてください。
ビットコインETFの今後まとめ
ビットコインETFはまだ日本で上場していないので直接購入ができないです。
しかし海外市場ではすでに上場しており、機関投資家が参入することでビットコインの価格が上昇するなどの効果をもたらしています。
ただいくらビットコインの価格が上昇し、将来的には2000万を超える見込みがあってもETFを購入できないと投資ができません。
そこでおすすめになるのがビットコインの直接購入です。
国内の取引所を利用すればETFを購入しなくてもビットコインへ投資ができます。
将来、日本でビットコインETFが承認されれば価格はさらに上がる可能性が高いです。
まだETFの取引ができない今のタイミングは、ビットコインが値上がりする前の安い段階で買えるチャンスでもあります。
今のうちにビットコインを購入して投資をしたい方はぜひ国内の取引所をチェックしてみてください。
関連記事
仮想通貨Boba(ボバネットワーク) は将来性ない？今後の見通し・買い方を徹底解説
仮想通貨ウルトロン(ULX)は怪しい？将来性や買い方・ステーキング・リスクを徹底解説
仮想通貨クロス(CROSS)とは？将来性やリスク、買い方を徹底解説
Caldera(ERA)仮想通貨とは？特徴やエアドロップ、将来性を徹底解説
Suzuverse(SGT)仮想通貨とは？特徴や稼ぎ方、今後の見通しを徹底解説
SlashCardとは？使い方は？日本初のUSDC対応決済カードが事前登録キャンペーンを開始
Circle Gatewayとは？サークル社が正式発表したマルチチェーン流動性ソリューション
Botanixとは？将来性ある？メインネットローンチでDeFiエコシステム構築へ【仮想通貨】
フィナンシエ(FiNANCiE)とフィナンシェトークン(FNCT)の将来性や今後の価格予想を徹底解説
Sahara AI(SAHARA)とは？？分散型AIプロジェクトの将来性を徹底解説｜仮想通貨
Plugin（PLI）とは？特徴や今後の見通しを徹底解説｜仮想通貨ガイド
ソラナは将来性ない？2025年-2030年の価格予想を徹底解説
仮想通貨Matchain(MAT) とは？今後の見通しは？バイナンスやGateに初上場へ
ソラナは将来性ない？2025年-2030年の価格予想を徹底解説
仮想通貨Spark(スパーク/SPK)とは？買い方は？バイナンスで初上場へ
トランプコイン(TRUMP)の買い方は？日本取引所bitpointに初上場
リップル(XRP)は将来性ない？どこまで上がる？2025年の価格予想を徹底解説
仮想通貨BuildOn(B)は将来性ある？価格動向や今後の見通し・買い方を徹底解説
Huma Finance(HUMA)とは？今後の見通し・買い方・エアドロップを徹底解説【仮想通貨】
仮想通貨Puffverse(PFVS)とは？$PFVSと$vePUFFの違い・今後の見通しを徹底解説
SOON仮想通貨とは？将来性・エアドロップ・上場詳細を徹底解説
仮想通貨Nexpace(NXPC)とは？NFTゲーム「MapleStory N」の詳細も徹底解説
ドージコイン(DOGE)今後の見通しと価格予想：ETF進展とアクティブアドレス528%急増で上昇トレンド強化
Pi Network(パイネットワーク)最新価格動向と今後の見通し｜2025年メインネットローンチに向け
中米貿易合意がBTCに追い風：ビットコイン急騰後に調整入りか？最新相場と今後の見通しを解説
ペペコイン(PEPE)の価格予想・見通し・テクニカル分析【2025年5月最新】
仮想通貨Space and Time (SXT)とは？バイナンスに新規上場 エアドロップも実施
XRP価格は軟調推移！2025年今後の価格見通しは？XRPアクティビティは大幅減少に
ビットコインキャッシュ(BCH)今後はどうなる？価格予想を徹底解説
仮想通貨Magic Eden(ME)は今後1000円になる？最新の価格動向を徹底解説
2025年AIエージェント仮想通貨の注目銘柄3選！価格動向も徹底解説
ビットトレント（BTT）は今後1円になる？2025年-2030年の価格予想を徹底解説
Pump.fun(パンプファン)とは？使い方や将来性、特徴を徹底解説【仮想通貨】
ビットコイン価格はどこまで上がる？9万ドルを超える？BTC今後の価格予想
