イーサリアム(ETH)、マージ前に「Bellatrix」を起動
イーサリアム(ETH)開発者は、ビーコンチェーン(Beacon Chain)をイーサリアム(ETH)マージ(the merge)に備えるためのアップグレードである「Bellatrix(ベラトリックス)」を起動した。

ETHマージ前に「Bellatrix」を起動
「Bellatrix(ベラトリックス)」のアップグレードは、6日20時34分(日本時間)にビーコンチェーンのエポック144896でアクティベートされた。Bellatrixのアップグレードを行う前に、イーサリアム(ETH)のノードはクライアントソフトウェアのバージョンを更新する必要がある。
ビーコンチェーンはイーサリアム(ETH)と並行して稼働するプルーフオブステーク(PoS)ネットワークとして機能しており、現在、ユーザーはイーサリアム(ETH)ステーキングを行うことができる。「Bellatrix(ベラトリックス)」は、ビーコンチェーンをメインブロックチェーンと結合するイーサリアム(ETH)マージを行う前の最後のステップとして公式に発表された。
「Bellatrix(ベラトリックス)」自体はマージではないが、ビーコンチェーンのコンセンサススイッチ切り替えの準備として必要なステップだ。Bellatrixのアップグレードは、いわゆる「実行ペイロード」という、これまでビーコンチェーンになかったパラメータを導入したハードフォークのアップグレードだ。このパラメータは、バリデーターがメインネットブロックの作成を開始するために必要とするものだ。
「パリ」、マージ前に最後のステップ
最後のステップは「パリ」と呼ばれるもので、これがETHマージの引き金となる。ビーコンチェーン(コンセンサス層)のバリデーターは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のマイナーから引き継いで、イーサリアムのメインネットブロックの最終確認を開始する。
「パリ」のアップグレードは、来週9月14日から15日に行われる予定だ。アップグレードの詳細な日時は、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)のイーサリアムメインネットが、「Total Difficulty Terminal」と呼ばれる特定のオンチェーンメトリック、(58750000000000000)に到達した時点によるものとする。
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